いま手帳を替えようと画策中。というか、切り替えて、新しいのを試用しているところ。・・・なのだが、まずは私がこれまで使っていた手帳について書いておきたい。
私は、この10年ぐらいずっと、大学生協のキャンパスダイアリー(能率手帳タイプの綴じ手帳)のカバーを外して、中身だけをミニ6穴のシステム手帳にはさんで使用してきた。予定は生協手帳に書込み、毎年使う記録(個人情報や観劇記録、手元に残しておくべき会議メモなどなど)はシステム手帳のリフィルを使用。大学生協のキャンパスダイアリーは年度単位(4月~翌年3月)なので、その年度が終わったら最初についてたカバーをつけて保管し、次年度のをバインダーに差し替え、システム手帳の方は恒常的に使用。住所録は、筆まめの一覧表を縮小印字してパンチで6穴あけてシステム手帳に入れていた。
システム手帳用の予定リフィルを使わなかったのは、当時売られていた年度単位のミニ6穴用リフィルに気に入ったのがなかったからだ。左側の週間予定に時間印がなかったり、あっても記入できる1日の時間が短すぎたり、紙質がイマイチだったり。また、バインダーが気に入ってアシュフォードにしたのだが、付属のリフィルをとりあえず使っていたときに、記入時にバインダーのリングが手に当たって書きづらいのも不満だった。これはシステム手帳自体のもつ短所なわけで、解消させるには綴じ手帳を使うしかない。
で、結局、それまで使い慣れていた大学生協の綴じ手帳を、バインダー左側のポケットにはさんで使うようにした。ちょうどミニ6穴システム手帳と大きさが同じだった。手帳後ろに付属していたメモ用白紙など不用なものはカッターで切り取って重量を軽くし、予定部分だけをはさんだ。
ミニ6穴なのでリングサイズは1.5センチだが、手帳をバインダーにはさんだため、厚みは倍近く、パンパンになった。
もともと、学生の頃は、うすっぺらな月間予定の手帳(1カ月が見開き2ページで、1日がブロックで区切られているタイプ)で十分だった。就職してみると、さすがにそれでは全く使い物にならず、手帳を色々と物色した。学校なので、年度単位であること絶対条件で、そうしてみると結局大学生協のものが使いやすいことに気づき(前後期の時間割記入欄があったりね)、卒業してから初めて、出身校の生協手帳を使い始めたという次第。毎年初冬に、自分で買うか、人に頼んで購入していた。
数年間は購入したままの状態で使っていたのだが、そのうち、恒常的に使うページを毎年新しい手帳に書き写すのが面倒になり、(生協手帳も、住所録だけは別冊だったので、次年度も差し替えて使っていたが)、そうした不変部分や記録・メモの用途をシステム手帳に移行させたのだった。
さて、このシステムで10年近く、それなりにうまく機能していたのだが、この1~2年、もう少しうまくいかないかな、、という気持ちが芽生えてきていた。最近2年間。昨年度=前任校の最後の年は、種々の事情でメチャクチャ忙しかった。また今年度学校を替わってみて、人間関係的にはありがたいことにとても安定したのだが、通勤時間が長くなったこともあいまって、仕事量は増えた。ダンナに言わせれば、土曜出勤など、明らかに前任校時代より私は忙しくなっているとのこと。ダンナとの間で行われている、家事・育児時間制でも、私の借金ならぬ「借時間」はどんどん増えて、返済に四苦八苦している。(うるうる。身体で支払わなくてはいけないのか・・)。
とにかく目先の仕事に追われて、自分の本当にやりたいことが手つかずの状態なのだ。じっくり腰をおちつけて、なんていうのが高望みなのはわかっているが、この2年ばかりキチンと研究ができていない。やらなくちゃいけないことをこなすだけで、日々が過ぎてしまう。(じゃ、こんなブログなんか書いてるなよ、というツッコミはおいといて)。
TO DOメモはそれなりに工夫した。はじめは目標やTO DOをシステム手帳部に書いていたのだが、埋没してしまって目につかない。超整理法ふうのTO DOボードや薄いメモ帳を使ったこともあったが、手帳と別にすると不便。で、最近は、バインダーにはさみこんだ生協の綴じ手帳の表紙に3色のミニノート型ポストイットを10枚ぐらいずつ張って、TO DOにしている。上から黄・ピンク・青。黄色がその日の仕事、ピンクがその週の仕事、青が1カ月から数カ月以内の仕事。チェックして全部できたら、剥がして捨てる。
このやり方で、それなりにうまくやらなくてはいけない仕事はこなせるのだが、ちまちましているのが少し不満なのと、やはり毎日やっているのは「やらなければいけない仕事」であって、自分が「やりたい仕事」は後回し・手つかず状態が続いてしまう。
・・・というところに、巣窟日誌さんの記事を読んだのである。
時間の観念(Mタイム・Pタイム)、フランクリン・プランナーとクオバディスの二つの記事によって、がぜんフランクリン・プランナーに興味を持ってしまった。
予定と目標と日々の仕事とのバランスをうまく取ることができるように思われたからだ。
少し調べてみると、フランクリン・プランナーというのは、手帳界ではけっこう有名なものらしい。私が十年以上、基本的に同じ手帳を使い続けていたあいだに、手帳界はいろいろ動いていたようなのである。(ご存知の方にとっては、今さら、、だろう。読みとばしていただきたい)。
とりあえず購入してみたお試しセット(2カ月分のリフィルと簡易バインダーと本のセット)に同梱されている本を読んでみた。題がすごい。
--『人生は手帳で変わる』
※ この記事は、巣窟日誌(ふくしまゆみさん)のフランクリン・プランナーとクオバディスへのトラックバックです。
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〔2008.11.20〕
すっかり遅くなりましたが、フランクリン・プランナー使用記を書きました。
→人生は手帳で変わる?─その後
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