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2010/08/15

親指シフトキーボード Rboard pro for PC を Windows7 で使う

Rboard

しばらく前から、自宅と学校の両方のPCの状態が不安定になってきた。
自宅は4年目、学校にいたっては7年目。ハードディスクの寿命を考えると、とくに学校の方は延命させるよりは更新した方がよかろうと、 教室の皆さんに許可をもらって(研究費はプールするので、自分の一存では使えない(^^;;))、買い換えることにした。
ついでに、自宅の方も更新することに。
許可を待っている間に、自宅のPCの方が先に届いた。

8月初旬に、数日がかりでセットアップ。
データの移動やアプリケーションのインストールなどは、面倒だけどいつもの通り。
時間が少々かかったのは、親指シフトキーボード Rboard pro for PCをWindows7で使えるようにするまで。

でも、できました!
いまは以前とほとんど変わらず、親指シフトで快適に入力している。
これも、エミュレーターソフトの作者の方々や、使い方をネット上に公開したり、掲示板等での問い合わせに答えたりしてくださった、親指シフトコミュニティのおかげ。
本当に感謝してます!

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方法は、いたってシンプル。

  1. 旧PC(WindowsXP機)で、Rboard pro for PCの「キー配列変更プログラム」を使い、「親指ひゅんQ向け」にフラッシュROMを書き換える。
  2. 新PC(Windows7)にRboardをつなぎ、Japanistの「快速親指シフト」をオンにする。

これだけ!

私は、日本語IMEはJapanistを使っており、これがエミュレーターを兼ねるため。
MS-IMEやATOKの場合には、次の手順で使えばOK(のはず)。

  1. 上の1に同じ。
  2. 新PC(Windows7)に、「やまぶき」や「親指ひゅんQ」などのエミュレータソフトを入れる。
  3. Rboardをつなぎ、エミュレータを介して、IMEを使う。

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・・と、書いてみれば実に簡単なのだけど、パソコンに詳しくない私には冷や汗ものだった。

私が愛用しているRboardは、WindowsXPでサポートが終了。
それがわかったときには、「XPの寿命がRboardの寿命」で、Rboardを使いつづけるために、できるだけWindowsXP機を延命させるしかないと思っていた。(そのあたりのことは、3年半ほど前のこちらの記事)。

ところが、yabooさんがVistaでも使用可能とコメントしてくださり、知らぬいさんもWindows VistaでRboardを使う手順を公開され、これは大丈夫かも・・と思うようになった。

で、今回、Vistaを通り越して、7でRboardを使うことにした。・・のだけど、なにせ私は長年使っていながら、RboardのフラッシュROMの仕組みがよくわかっていなかった。その上、これまで親指の専用キーボードをずっと使える環境にあって、JISキーボードをエミュレータで親指化して使う経験がなく、エミュレータソフトについても全く無知だった。
だから、知識や技術不足からくる不安にかられつつ、だったけど、知らぬいさんの記事をはじめとしたネット上の情報に導かれ、わからなくなるとニコラのユーザフォーラムで指南を受けて、無事に使えるようになりました!

そして、今回の副産物は、エミュレータソフトが使えるようになったこと。
最終的には、私の環境ではJapanistだけでいけたのだけど、その間、「やまぶき」と「親指ひゅんQ」も試してみて、JISキーボードでもRboardでもカスタマイズして使えるようになった。
とても便利。
早速「やまぶき」をUSBメモリに入れた。これからは出先ではJISキーボードを親指化して使おうと思う。
(↓のページが大いに参考になりました。深謝。)
親指シフトの「NICOLA」まとめWiki (仮)

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その後、思いついて、未使用だった予備のRboardも、XP機につないで、「親指ひゅんQ」用にフラッシュROMをアップしておきました。
こうしておけば、これから先、自分が使うにせよ、どなたかにお譲りすることになるにせよ、XP以降のOSであっても、つなぐだけで、即使用可なので。

冒頭の写真は、使用中のと未使用の2台のRboard。
箱入り娘を箱から出してみて、こんな色だったんだ、とびっくり。明るくて薄いグレー。
上の使用中のものは、ベージュ。日焼けと汚れで、歴戦の強者の風格?
(いや、ちゃんと掃除はしているのですけど)。
作業後、娘は、また箱のなかに戻って眠っておりまする。

これで、OSがどんなに変化していこうが、エミュレータ
さえそれに対応していれば、ずっとRboardを使い続けられそうです。本当に嬉しい!

(ただ、次の心配は、PS/2ポートのついているPCがなくなってしまうこと。
最近はUSBのキーボードが増えてきている。今回のPC更新でも、
欲しかった機種にPS/2ポートがついていなくて、諦めざるをえなかった。
Rboardの公式ページのQ&Aには、「Rboard ProはUSB-PS/2変換アダプタに対応していませんので、使用できません。」と明記されている。でも、ダメモトで変換アダプタを試してみなくちゃね。)

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ところで、こうした顛末を読んで、親指シフト入力を面倒なものだとは思わないでいただきたいな。。

親指シフトを使うための選択肢はいろいろとあって、現在販売中の専用キーボードをつなぐのは簡単だし、今月末にも、携帯型の親指シフトキーボードが新発売される。
先述したように、JISキーボードを、フリーソフトのエミュレータで親指化して簡便に使うことも可能。

私の場合、既にサポートが終了した愛機を新OS上でも使おうとしたからこその、一手間だった。
こんな機械オンチが、人さまのご教示にすがりつつ、使い続けたいぐらい、愛用のキーボードは大切だし、親指シフト入力が快適なのだ、と思っていただけると幸いです。

2007/02/13

Rboardのこと

Rboard_2 昨日・今日の連休は久々に学校に行かなくていい日でした。(研究者の生活じゃないよな・・・)。
なので、昨日は、リュウドにメールを書いて、Rboard Pro for PCがWindows Vista対応をしてくれるように懇願しましたよ。Vistaの発売日が報じられ、親指シフト・キーボードの名機がいつまで使い続けられるか、昨夏ぐらいからずうっと心にひっかかっていたのです。
ときどきホームページをチェックしていたのだけど、「Rboard Proシリーズはサポートを終了しました。」の文字は動かない。。

時間をかけてメールを書き、とにかく切々と心情・窮状を訴えました。
休みなのに、翌日の今日にはリュウドから返事が届き、「誠に申し訳ございませんが、ご承知の通りRboard Proはすでにサポートを終了しており、今後のアップデート提供予定はございません。」とのこと。
予想はしていたけれど、かすかに期待もしていたので、ショック。

昨日、メールを送ったあと、たしか親指シフトウォッチさんにRboardの記事があったはず・・と拝見していたら、 ありました。弁理士の日々さんの記事でした。

私が使っているパソコンキーボードは、RboardProという親指シフトキーボードで、すでに発売が中止されており、サポートも終了しています。このキーボード用のドライバーは、Windows2000, XPのものは入手できますが、その次のOSに対応する予定がないのです。従って、Windows2000, XPのサポート終了と同時に私のキーボードの寿命が尽きる可能性があるのです。
キーボードそのものは、職場用、自宅用の他に予備を含め、合計3台のRboardProを持っているのですが、それらが物理的に寿命を迎える前に、ソフトの面で寿命が来てしまうかもしれません。

ひょっとしたら、誰か奇特な人がVista用のドライバーソフトを作ってくれるかもしれませんが、あまり期待できません。

今のキーボードが使えなくなった時点で、今のキーボードと同等あるいはそれ以上の使い心地を有する親指シフトキーボードが手にはいるのかどうか、絶滅危惧種である親指シフトユーザーの悩みは尽きません。

まったく同感です。
一日のうちの本当に多くの時間に触れて過ごしているので、愛機というか、もう道具というより、手指の延長みたいなもの。そんなキーボードの継続使用が確信できない状態なのは本当に心配。
もちろん、富士通の親指シフトキーボードを使うなり(実際、持ってますし)、エミュレーションソフトを使うなり、他にも親指シフトを使う手段があることはわかっているし、万一のときには変えざるをえないのだけれど、やはり愛着があって慣れていて使いやすく、自分にとって最良だと思える環境が保てるに越したことはないのです。

そして、弁理士の日々さんにトラックバックしておられる手の届く範囲だけでもなんとかしたいさんの記事も拝読。

 私はReudo社製の親指シフトキーボード、Rboard Pro for PC(標準価格:49,800円)を3台所有しており、2台を愛用、1台は箱のままで将来への財産として保管しています。史上最高の親指シフトキーボードであることは疑いないと思っています。

 Windows Vistaが出て一番の懸念は、このキーボードが使えなくなることです。とりあえずWindows XPと同様の手順でインストールを試みました。ソフトのセットアップは普通にでき、WindowsXP対応モジュールの導入は互換モードを駆使してクリアしましたが、ドライバの更新がどうしてもできません。

 Rboard Pro for PCはとっくに販売中止、2004年3月でサポートも中止されていますが、発売後のWindows XPへの対応はしてくれましたし、Rboard for Keitaiにも親指シフト版を作ってくれた熱いハートのある同社のこと、必ずやVistaへのドライバ対応を考えてくれているはず……と、問い合わせてみました。

 すぐに返事をいただきました。ありがとうございました。しかしその内容は、サポート終了を知らせるとともに、開発・サポート担当者も退職しているというものでした。。。

「orz」という表現があります。膝をついて四つん這いになり落胆している図です。普段私はこのような絵文字の類は使わないのですが、今回ばかりはこの絵がぴったりの心境です。

 このままでは全国のRboardユーザ(当然多くの方はいろんな分野で一流のはず)はVistaへ移行できません。あとの頼みはユーザーの声だけです。Rboardユーザーで賛同される方がいらっしゃいましたら、ぜひリュウド株式会社さんに頼み込みましょう。

# それでもだめならドライバ自作のためWindowsをいちから勉強するか、でなければ大規模投資組合を作って同社に投資し、ドライバ対応を実現させるか(笑)。

追記 Windowsの寿命(弁理士の日々さん)にトラックバックを送らせていただきました。Rboardユーザは3台買う人が多いみたい?ひとつ5万円のキーボードですからね。

皆さん、11月の時点で動き出しておられたのですね。
リュウドの開発者が退職という情報もキツイですが、実際にVistaを導入してRboardが動かないと判明したという情報で、さらにショックです。まさに、orz。

私もお二人と同じく、自宅・職場用と予備(これまた同じく、まだ箱入り娘状態)の3台を所有しています。キーボードを別に3台も買うなんて、パソコン付属のキーボードを使っている方にとっては理解不能なことでしょうし、私にとっても安い買い物ではなかったけど、とにかく使いやすくて愛着があって買い増していきました。

何とかXPをギリギリまで使って延命するしかないのかなあ。。
こうなってみると自宅のパソコンを9月に換えたのは正解だった。だけど、職場用はもう少ししたら更新時期だし、自宅だっていつまでもつか。。

OYAYUBI-FANの掲示板でも、リュウドに問い合わせした方を発見。
何とか多くのユーザーが声をあげて、リュウド社さんが動いてくれるとよいですね。
それがダメなら、「大規模投資組合」に私も入ります!

確かに心配ですが、これまでの経験(Rboard Pro for PCは、Windows 3.1(!)の頃から使えました)からして、何とかなるのではないかと、根拠はないですが楽観的です。

この親指シフトウォッチさんの楽観説を信じたい!今日この頃なのであります。

2005/03/15

TB:トラックバック企画 文字入力のこと

やぎさんのトラックバック企画 文字入力のことへのトラックバックです。

1.入力方式は?
親指シフト(ニコラ)で、タッチタイプしています。

2.日本語入力システムは?
Japanist2003です。

3.キーボードは何を使ってますか?
リュウドのRboard Pro for PCです。
残念ながらすでに販売中止になっていますが、自宅用・職場用・予備、と3本同じキーボードを持っています。
もし、3本ともダメになってしまったら、たぶん富士通のKB611に替えると思います。

---
やぎさん、はじめまして。
NAGIといいます。

面白い企画ですね。(やぎさんの企画は、親指シフトウォッチさんで知りました)。
親指シフトに転向されるおつもりだとか。。
うちのダンナも、12月末にローマ字入力から転向して(その顛末はこちら、とこちら)、もうほぼ快調に打てるようになってきています。(kb611+ATOK)。先日、ローマ字入力をしたら、だいぶ忘れてしまって親指より遅くなっていたようです。
転向後、最初のうちはちょっとたいへんかもしれないけど、慣れたら快適ですよ。頑張ってくださいね>^_^<

2005/02/28

ついに・・

一太郎スマイル2・家庭学習用のキャンペーン版が、通常版よりもかなり安くなっているので購入予約していたのだが、25日の発売日に届いた。

「これまでパソコン・ルームには2回入ったことがあるんよ」と、とっても楽しそうに話していた娘からは、以前から、授業で使ったこのソフトを買ってほしいとねだられていたのだ。でも、ダンナも私も自室のパソコンを娘に占拠されたくなくてうやむやにしていた。
しかし、FMV-830MG/Sを購入して、リビングでもパソコンが使えるようになったために、ヘタにゲームばかりされるよりはと購入したのだ。(娘は、ここのところパソコンに最初から入っているピンボールゲームに熱中。「テレビとパソコンと、あわせて1日1時間以内」と決めているのだが、いつも口争いのタネになっている。)

先週金曜日に届いて、その日は、設定したり、ざっと内容を眺め(学年によって、変換できる漢字のレベルが変わったりするらしい)、学校でもやったというスタンプを使ってのお絵描きなどをした。土日は、ダンナも私も仕事があり、娘は実家へ預けられて、コンピュータは開かず。
そういうわけで、本日は2度目の一太郎スマイル。夕食後、娘がパソコンをあけているのを横目に、われわれは家事をしていた。

すると、キーボード練習ができない、とSOSが。タイピング練習がゲーム風にできるようになっているらしいのだが、ローマ字とカナをの選択で「カナ」を選んだのに文字がでないというのだ。見ると、ATOKスマイルの設定が「ローマ字」になっていた。それは「カナ」に変えてやったのだが、だが、画面上に指遣いの案内がでるのは当然JISカナ。親指シフトではない。

「“き”のところなのに、“の”になってる」と、娘はすごく悲しそうな顔をしている。
ついにきたか・・と思いつつ、画面を見せながら次のようなことを話した。
・このソフトはふつうのキーボードについているJISカナの練習用であること。だけど、JISカナだと4段にカナが置かれていて、指を見ないで打つのがやりにくいこと。
・だからママやパパは、親指シフトのカナで打つ方がよいと考えていて、わが家ではそういう機械を選んでいること。
・学校ではふつうのキーボードのパソコンがおいてあり、おそらくローマ字入力を習うから(3年生になったら、割り算とローマ字を習うんだ、と先日から娘が言っている)、ローマ字でも打てるようになればよいこと。
・ママたちは、ローマ字よりも親指シフトのカナで打つ方が自然でよいと思っている。けれど、あなたは両方できるようになって、自分でどっちにするか選べばよいこと。

娘は「うん」と言って、「はときいん、せけてしう」と打つマネをしていた。けなげだー。

たぶん、次にコンピュータ・ルームでの学習があったときに、友達に打てるところを見せて、ちょっぴり自慢たいんだろうなあ。。彼女の気持ちはいたいほどわかる。
でも、まだ中段しか覚えておらずタッチタイプできないし、以前にエミュレートでの使用をアドバイスいただいたことはあるのだけど、コンピュータ自体に習熟していないから、娘が学校のパソコンのキーボードで親指シフトで打つのは現実には無理だ。

うー、やっぱり悩む。
だけど、現実に、いま、うちの家には親指キーボードがつながっているパソコンしかないわけで、とにかくこれでいくしかないでしょう。親指とローマ字とのバイリンガル娘になるのだぞ、娘よ。

2005/01/31

親指ノートパソコン

昨年暮れから親指シフト界(狭いにゃー)で話題の、FMV-830MG/Sが届く。わが家も親指シフターが3人になったことだし(^_^)、えいやっ、と予約していたのだ。

まだ届いたばかりで、とりあえずJapanistを入れて使えるようにしたばかり。まだまだ色々設定して、ダンナと私それぞれが使いやすいようにしなくちゃいけない。(バタバタしているので、いつになることやら・・)。また、娘も使えるようにするつもり。ダンナと私は各自デスクトップがあるので、新しい親指ノートくんは基本的にはリビングにおき、あとは必要に応じて屋内外に持ち運ぶことになりそう。とにかく、娘の部屋に行きっぱなし、というのだけは、断固阻止しよう。

ちょうどいい大きさだし、キーボードも(そりゃ、Rboardに比べると全然違うけど、それは種類が違うのであって)意外に打ちやすい。家族共有パソコンとして可愛がりたいなあ。

2005/01/10

“親指シフター”親の悩み

親指シフトついでに、もうひとつ。

娘は、父親に対抗心を燃やして、いまや鋭意練習中なのだが、親指シフトでキーを覚えることについては、なんだかイバラの道を歩ませるようで、正直、親として・・・なところもある。いずれは学校でのパソコン学習で支障がないように、ローマ字入力も覚えさせなければならないのだろう。

でも、全国小学生キーボード検定なるサイトで(>はじめて訪問された先生方へ)、小学校2年生ぐらいからローマ字入力できるし、その方がよいのだ、と言わんばかりの記述を見ると、国語教育の観点からすると間違った方向に進んでいるという気がしてならない。国語/日本語教育よりも、情報教育出身者の発想でコトがすすんでいるのではないか。弊害はない、という検証はなされているのだろうか。

私は、とくに小学生は、日本語をまず、やはりカナ入力で覚えるべきだと思う。なんというか、小学生の入力法としては、ローマ字ではなくカナ、というのが真っ当な感覚だと思うのだ。だがJISカナではタッチタイプできないからダメ、となると、親指シフトしかないではないか! こんなにも快適で速いカナ入力法なのだ。
……とはいえ、哀しいかな、現実に、全国の学校のパソコンに添付しているのはJISキーボード。嗚呼!

なんというか、理想と現実のあいだに引き裂かれるような思い。
ともかく、娘には、二つの入力法を体験させて、あとは自分で選ばせるのが最善か。もちろん、彼女が親指を選びたくなるように、こちらも十分にサポートせねば。

2005/01/09

ただいま父娘で練習中

oyayubi→正月休み、新潟市水族館マリンピア日本海見物中にも、親指シフトのキー配列図を取り出して、確認する父親。

もう仕事の文書も、ゆっくりとだが、親指シフト(KB611)で打っているらしい。メールの署名にも「追伸 親指シフトキーボードに換えたばかりで、要件しか書けません。」なる一文を入れ、ローマ字に後戻りできないように自らにプレッシャーをかけている。
ただ、キーボードが変わり、タイピング以外にも、一太郎やロータス123などの動きも微妙に違うようで、苦労しているようだ。表計算ソフトに、そんなに珍しい漢字や記号を大量に打ち込む人間が世の中にほかにいるのか? それはソフト本来の使い方からはかなり外れているんじゃないか?というくらい、見ていてマニアックな使い方をしているだけに、ちょっとした変化がひびくらしい。
ニコラのフォーラムで助けていただいており(本当に感謝しています)、何とかこのまましのいでほしいなあ、、と端から見ているところ。
タイピング練習の方は、パソコンの練習ソフトよりも、ワープロの方がいいようで、食卓の上にワープロ専用機OASYSをおいて打っている。

oyayubi2←さて、こちらは、父親がタイピング練習を始めるや、すぐにおしのけてワープロの前に座る娘(小2)。
「パパには負けないぞー」が最近の口グセ。
今日、「ていき◆てんけん◆」が130字/分、ミスタッチ0%だったので、大喜び。(これは短いから、速く打てるのだ)。まだ中段のみ練習中で、だいたい50字/分、0~10%くらい。

上の写真に写っているのは、昔々のOASYS30AF3。
こんなことになるとは思わず、昨年春、私の職場移動のために荷物を大量処分しなくちゃならなかったときに、勢いでAP101やLXを処分したのが悔やまれる。たまたま、大昔に別のところに運んでいた30AF3だけが残っていた。でも、この機種は古いので、半濁音が小指シフトでしか打てない。(実は、私自身は、いまだに「ぱ」と「ぷ」以外は位置がうろ覚えで、「ぴ」「ぺ」「ぽ」は親指クロスではなく小指シフトを使って出しているのだが・・・)。

そのうち、実家にあるLX501を借り出して持って来ようと思うが、そうなったら、二人が2台並べて練習するのだろうか。だとしても、LX501を娘がとり、ダンナが30AF3を使うのが目に見えるようだ(^^;;)。

2004/12/30

ローマ字から親指へ

ぎっちょんさんの「親指シフトウォッチ」には、親指シフトに転向した方々が紹介されているが、うちの同居人も、このたびローマ字入力から親指シフトに転向することにした。

私がこれまで十数年にわたって何度か「親指シフトにしたら? 速いよー。楽だよー」と水を向けても無視し続けていたのだが、ぎっちょんさんのページをはじめとして、色々見たり聞いたりしているうちに、その気になったようだ。
なんといっても、「日本語入力にローマ字は不用」のコピーが、日本語学者にはグラっとくる決めゼリフになったらしい。(勝手な憶測)。
もっとも、ダメだったら元に戻す、とは言っているけれど。

やると決めたら早い人で(こんな暮れの押し迫った時期じゃなく、ふつう新年から始めるでしょう!?)、JISキーボードを親指化するのではなく、親指シフトキーボード(KB611)を2台買い、昨日は自宅に、今日の午後は職場のパソコンにつないだ。

当初うまく動かず焦ったものの、ニコラのユーザー・フォーラムで親切に教えていただいて、ドライバの入れ忘れ(^^;;)、という初歩的ミスだと判明し、無事解決。使い慣れたATOKで親指シフト環境が整った。
私は、Rboard pro for PC+japanistでの親指環境なので、よくわからなくて役立たず。フォーラムで即座にアドバイスいただけて、本当にありがたかった。
教えてくださったサクラさん、ありがとうございました!
(それにしても、KB611に添付されていたマニュアルに、Windows95/NT/98までしか載っていない、というのはあんまりじゃないだろうか。とくにパソコンにそんなに習熟していない初心者やワープロから転向した方などにとっては、少々不親切だと思う)。

昨日から、やはりニコラのページから入れた親指シフトのタイプ練習で「はときいん」から練習している。やじ馬の小2の娘も、自分もやりたいと言って練習し始め、強烈なライバル登場。二人で「どこまで進んだ」と言いあっているのは、微笑ましい。
20年も続けたローマ字から、新たにキーを覚え直すのは大変だと思う。きっとイライラすることもあるだろう。でも、これから日本語の文章をまだまだ打ち続けるのだし、長い目で見たら、ぜったいに転向してよかったと思えるはずだ。

ぎっちょんさん・サクラさんはじめ、親指シフトの先達の方々に、ぜひとも暖かく見守っていただき、お教えいただければと、本人になりかわってお願いいたします。もちろん、私も応援しているよー。
この記事を読んでくださっておられる方も、親指シフトに変えてみませんか? 日本語入力が楽しくなりますよ~。

--
〔追記〕こんなページもありました。やっぱり親指はいい!
「下読みの鉄人」★快速! 親指シフトはプロの作家御用達

2004/09/01

親指シフト(ニコラ)・再び

杉田伸樹さんに、昨日書いた親指シフトの記事に対してトラックバックしていただきました。
http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2004/09/re_nagi.html

なにぶんブログを始めて10日ほどで、初めてのこと。とても嬉しいです。
で、杉田さんの記事やホームページを拝読した感想を書かせていただきます。
(コメントにした方がよかったのかもしれませんね。なんだかトラックバックを送る練習みたいになってすみません(^^;;) )

「親指シフトのセールスマン」を自称されている杉田さん。まだホームページのすべてを拝読したわけではありませんが、とにかく親指シフトに対する造詣が深く、愛があふれていて、感動しました。

(他の国々(アジア諸国)の入力方法はどうなっているのだろう?)

これについては手前味噌ながら、拙サイトの親指シフトを世界にの各言語のケーススタディーをご覧下さい。一言で言ってしまえば、「英語用のキーボードをなんとか辻褄合わせをして使っている」という状況です。

まさか、もう調査している方がおられたとは・・・!
また、親指シフトによる各国語の入力も模索されているということも、初めて知りました。
各国が例えば植民地から脱してどのように公用語を定めていくかという国語政策の歴史はとても興味深いのですが、多くは文字や音声に関してです。情報社会の今、キーボードでの入力についてはどうなっているのか知りたいなあ、 各国語の例をあげながら、ぜひよりよい日本語の入力法についての提言など聞きたいなあ、と思っていました。
杉田さんが既に調べられ考えられていることに、とても驚きました。

ブログで親指シフトのことを書いている方がいる。私はそれに対してトラックバックすることで、自分の考えを述べると同時に、相手にも親指シフトの仲間がいることを伝えることができる。こうした形での連携が強まれば、親指シフトを進める力になると信じている。

本当にそうですね。親指シフトを愛用している私は孤立しているわけじゃあないんだ、という励ましをいただきました。
これまでも、迷ったり困ったりしたときには、キーボードに関するフォーラムをのぞいて情報をいただいたり、SOSを発信して教えていただいたりしていました。
(なにせ、パソコンに移行して最初に使った親指キーボードは設定をいじらなくては使えない仕組みだったと記憶しています。パソコン初心者には敷居が高くて、あの時点で教えていただけなければ、挫折して親指シフトを使い続けることはできなかったかもしれません。教えてくださった方々、情報提供してくださった方々に、感謝感謝です!あの頃に比べれば、現在は、とくにデスクトップでは親指シフトを使いやすい環境になっていますよね。)

でも、そういう特別なときばかりではなく、日常のなかで、フツーの人が、「私は親指シフトを使っているよ、とっても快適だよ」と発信することが必要なのかな、などと思い、自分がネット上で発言する場を持ったときには、ときにはキーボードのことも語ろうと考えていました。黙っていたら、JISキーボード標準添付の現状を肯定していると思われちゃいますから。
そんな何気ないつもりの発言でしたが、トラックバックしていただき励みになります。

私が親指シフトについて語るのは、一つには私利私欲によります。まさに自分の手足のような親指シフトキーボードがなくなっては困りますから(^_^)。
パソコン移行期にJISキーボードでローマ字入力して不自由だったときに、懲りました。もう二度とあんな不便な思いはしたくありません。私が生きている限り、親指シフトキーボードが存在していてくれなければならないのです。
(今、最も心配しているのは、RboardがWindowsXPの次のOSに対応してくれるのかどうか、ということです)。

でも、そうした私利私欲だけではなく、もっと大きな理由は「義憤」みたいなものによります。
明らかに日本語入力に適した方法があるのに、使われていない。比較した上で使われないならばあきらめもつくけど、大部分の人が存在自体を知らない。そんな理不尽なことがあるのか、何とか知ってもらいたい、快適に日本語入力できるようになってほしい、といった思いです。
前の記事にも書きましたが、とくに娘が小2で、そろそろパソコン学習等も始まってきます。
そうしたときに、タッチタイピングできないJISカナや、アルファベットを使うというどう考えても不自然なローマ字入力を覚えさせるのは釈然としないのです。
(・・なんて書いているうちに、日本語学というより、国語教育の分野にも関わってくるような気がしてきました)。

すごく微力ですが、どなたかの目に触れて、親指シフトが普及することにつながればよいなと願っています。


2004/08/31

親指シフト(ニコラ)キーボード

昨日の台風、広島に関しては、覚悟していたほどではなかったようだ。
飛行機や船・JRはもとより、生活の足であるバスまで昼過ぎには運休し、デパートなども休業になったらしいけど、風雨がそれほどひどい、ということもなかった。もちろん、被害にあった方もおられるだろうから、私の周囲だけの話だけど。

台風到来の中、会合があり、作業の待ち時間の雑談中に、ワープロソフトのことが話題になった。今度の職場では一太郎を使っている方が多いようだ。私の赴任に際してパソコンを準備していただいたのだけど、何も言わないのに一太郎も購入してあった。Word全盛期に、もしかしたら珍しい職場なのかも。。。
私は今のところ、Wordでも一太郎でもなく、OASYSを使っている。もちろん、他から回ってくる文書がほとんどWordなので、別のワープロソフトも使わなくはないし、乗り換える気がないわけではないけど、今のところは。

ところで、今日書きたいのは、ワープロソフトではなく、キーボードの話。
プロフィールにも書いたように、私はニコラ(親指シフト)を愛用している。
最も自然に日本語を入力できるキーボードだと信じているからだ。

もう20年近く前のこと、ワープロ専用機の購入を検討するときに、古瀬幸広さんの本を読んで洗脳されてしまい、OASYS30AFという機種を購入したのが発端だった。
親指シフトを覚えるのはさほど苦労せず、「しゃべるように打てるキーボード」であることを実感した。
その後、30AFⅢ、30AP101ほか、LXシリーズやADなど、次々と親指シフトキーボードを搭載したOASYSを使い続けた。ニフティの前身のニフティーサーブにもワープロ通信で入った。(NAGIというハンドルネームは、その頃から)。遅いモデムの電話回線を通じてチャットなどをしていても、相手が親指シフトか否かわかるくらい、入力スピードが際立って違っていたと思う。

で、7年前にパソコンに移行したとき、最初、キーボードには苦労した。添付のJISキーボードでローマ字入力するとイライラした。他の人のパソコンやワープロを触る必要もあって、私はローマ字でもそこそこ(というか普通に)入力できるけど、親指シフト入力と比べると、天と地ほど快適さが違った。 なので、文書を作るのは相変わらずワープロ専用機、パソコンはいわばインターネット用、と2台並べて使っていた。
そのうち、外付けの親指シフトキーボードがあることを知り、ようやくワープロ専用機からパソコンへ完全移行。富士通の211や611などを経て、今はリュウドのRboard(残念ながらサポート終了。私は自宅用・職場用・予備と3本持っている)を使っている。
他のパソコンを使うときはやむをえずローマ字変換しているけど、自分専用のパソコンでは親指シフト(ニコラ)を使いつづけたい。文章を比較的多く書かねばならない仕事をしていて、考えながら打つときに、最も自然だと思える入力法だ。マイナーではあっても愛用せざるをえない快適さが、親指シフトキーボードにはある

それが標準でついてるからって、JISキーボードでローマ字入力によって日本語を書くのに、みんな何の疑問も持たないのかな? 何より打鍵数が多い(カナの場合の2倍近い)し、日本語の発音とタッチのリズムが違う。拗音や促音も打ちにくい。ローマ字入力でアルファベット使って外来語を日本語式に打つのにもヘンな抵抗があるし、使いにくい小指も多様する。

こういう状態って、なんというか、 大げさに言うと日本語政策上の大きな過ちを犯しているのではないだろうか。一国の言語が、その言語であるカナ自体ではなくアルファベットを介さないとキーボード入力できないなんて。
国立国語研究所あたりがキーボードについて調査し、イニシアティブをとっていってほしい。外来語(「イニシアティブ」もそうだ!)の言い換えだの、人名漢字に「屍」を入れるかどうかだの、なんだか瑣末なコトバのあれこれよりも、もっと現代社会にとって焦眉の課題を追うべきだろう。
これだけパソコンが普及して、文書も電子化して書くのが当然の時代だから、キーボードでの入力の仕方というのは、単に技術系の問題ではなく、日本語学者にとっての重要課題のはずだ。
(他の国々(アジア諸国)の入力方法はどうなっているのだろう?)

大勢は決まってしまったのかもしれない。
でも、自分の娘の世代がパソコンで文章を入力することを考えると、JISカナは4段なのでタッチタイピングができない、ローマ字は打鍵数が多いし不自然、、、となると、これからでも遅くはない。ニコラを新しいJIS規格にすべきだ
現行でローマ字変換をしている人にとっては、カナの刻印が現JISでも親指シフトでも、どちらでも同様に打てるのだから、まったく問題ない。今後、日本語入力を覚える人のために、ぜひとも国語学者に取り組んでもらいたい課題だし、一般の日本語をキーボードで入力する方々にもニコラという方法があることを知ってほしい。
親指シフト・JISカナ・ローマ字変換の三者の入力比較のアニメーションをぜひ見ていただきたい。ちょっとだけ、ご自分のキーボード入力について考えてみませんか?

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DVD

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  • 阿修羅城の瞳 舞台版(2003)
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    阿修羅城の瞳 映画版(2005) & 舞台版(2003) ツインパック

CD

  • 曽根麻矢子 -

    曽根麻矢子: バッハ:ゴルトベルク変奏曲
    最近のお気に入りは、曽根麻矢子さん。「イギリス組曲」や「イタリア協奏曲」も素敵ですが、やはりこの1枚がおすすめ。丁寧な演奏と美しい音質にとても好感がもてます。

  • ヨーヨー・マ -

    ヨーヨー・マ: ヨーヨー・マ ベスト・コレクション
    「リベルタンゴ」やバッハの無伴奏も入っているので、ヨーヨー・マで一枚だけ、となると、やっぱりこれかな。。それぞれのアルバムで聴きたいところですけどね。

  • Yo-Yo Ma with The Amsterdam Baroque Orchestra & Ton Koopman -

    Yo-Yo Ma with The Amsterdam Baroque Orchestra & Ton Koopman: Vivaldi's Cello
    知性と穏やかさの感じられるヨーヨー・マの演奏。これは、よく聴くアルバム・ベスト3の一つです。

  • 春風亭小朝 -

    春風亭小朝: 小朝の夢高座Op.1「牡丹燈籠 ― 御札はがし」
    うまい! 何でこんなにうまいんだろう。落語家につける形容詞じゃないけど、スキのないうまさを堪能できる。もっとCDを出してくれることを切望。

  • のだめオーケストラLIVE!
    のだめオーケストラ・東京都交響楽:

    「のだめオーケストラ」LIVE!

    娘がピアノの練習を嫌がらずやるようになった、ありがたーいCD。2-2の2小節で間違えるバージョンがことのほかお気に入りの様子。クラッシックの入門編として。
  • Best of Bowie(US)
    David Bowie:

    Best of Bowie (Bonus CD)

    とりあえずデヴィッド・ボウイを聴きたい方へ。変遷を手際よくたどるのに好適!
  • Labyrinth
    Original Soundtrack:David Bowie:

    Labyrinth: From The Original Soundtrack Of The Jim Henson Film

    映画「ラビリンス」のサウンドトラック版。音楽的にもなかなかよい。バブバブ言っているのがボウイだと想像すると微笑ましい。
  • バッハ:ブランデンブルグ交響曲5番
    トレバー・ピノック/イングリッシュ・コンサート:

    Bach: Brandenburg Concertos Nos. 4-6; Triple Concerto BWV 1044

    硬質なカシャカシャとした音が、バロックにとても合っていて、気分が落ち着きまする。
  • Karajan Spectacular
    カラヤン:

    Karajan Spectacular

    そうは言っても、「ワルキューレの騎行」は、クナよりもカラヤンをとりたい。
  • ワーグナー:名演集
    クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル:

    ワーグナー:名演集

    「すばらしい」の一言。夾雑物が何もなく、ワーグナーの音自体が見事に立ち上がってくる。