親指シフトキーボード Rboard pro for PC を Windows7 で使う
しばらく前から、自宅と学校の両方のPCの状態が不安定になってきた。
自宅は4年目、学校にいたっては7年目。ハードディスクの寿命を考えると、とくに学校の方は延命させるよりは更新した方がよかろうと、 教室の皆さんに許可をもらって(研究費はプールするので、自分の一存では使えない(^^;;))、買い換えることにした。
ついでに、自宅の方も更新することに。
許可を待っている間に、自宅のPCの方が先に届いた。
8月初旬に、数日がかりでセットアップ。
データの移動やアプリケーションのインストールなどは、面倒だけどいつもの通り。
時間が少々かかったのは、親指シフトキーボード Rboard pro for PCをWindows7で使えるようにするまで。
でも、できました!
いまは以前とほとんど変わらず、親指シフトで快適に入力している。
これも、エミュレーターソフトの作者の方々や、使い方をネット上に公開したり、掲示板等での問い合わせに答えたりしてくださった、親指シフトコミュニティのおかげ。
本当に感謝してます!
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方法は、いたってシンプル。
- 旧PC(WindowsXP機)で、Rboard pro for PCの「キー配列変更プログラム」を使い、「親指ひゅんQ向け」にフラッシュROMを書き換える。
- 新PC(Windows7)にRboardをつなぎ、Japanistの「快速親指シフト」をオンにする。
これだけ!
私は、日本語IMEはJapanistを使っており、これがエミュレーターを兼ねるため。
MS-IMEやATOKの場合には、次の手順で使えばOK(のはず)。
- 上の1に同じ。
- 新PC(Windows7)に、「やまぶき」や「親指ひゅんQ」などのエミュレータソフトを入れる。
- Rboardをつなぎ、エミュレータを介して、IMEを使う。
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・・と、書いてみれば実に簡単なのだけど、パソコンに詳しくない私には冷や汗ものだった。
私が愛用しているRboardは、WindowsXPでサポートが終了。
それがわかったときには、「XPの寿命がRboardの寿命」で、Rboardを使いつづけるために、できるだけWindowsXP機を延命させるしかないと思っていた。(そのあたりのことは、3年半ほど前のこちらの記事)。
ところが、yabooさんがVistaでも使用可能とコメントしてくださり、知らぬいさんもWindows VistaでRboardを使う手順を公開され、これは大丈夫かも・・と思うようになった。
で、今回、Vistaを通り越して、7でRboardを使うことにした。・・のだけど、なにせ私は長年使っていながら、RboardのフラッシュROMの仕組みがよくわかっていなかった。その上、これまで親指の専用キーボードをずっと使える環境にあって、JISキーボードをエミュレータで親指化して使う経験がなく、エミュレータソフトについても全く無知だった。
だから、知識や技術不足からくる不安にかられつつ、だったけど、知らぬいさんの記事をはじめとしたネット上の情報に導かれ、わからなくなるとニコラのユーザフォーラムで指南を受けて、無事に使えるようになりました!
そして、今回の副産物は、エミュレータソフトが使えるようになったこと。
最終的には、私の環境ではJapanistだけでいけたのだけど、その間、「やまぶき」と「親指ひゅんQ」も試してみて、JISキーボードでもRboardでもカスタマイズして使えるようになった。
とても便利。
早速「やまぶき」をUSBメモリに入れた。これからは出先ではJISキーボードを親指化して使おうと思う。
(↓のページが大いに参考になりました。深謝。)
親指シフトの「NICOLA」まとめWiki (仮)
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その後、思いついて、未使用だった予備のRboardも、XP機につないで、「親指ひゅんQ」用にフラッシュROMをアップしておきました。
こうしておけば、これから先、自分が使うにせよ、どなたかにお譲りすることになるにせよ、XP以降のOSであっても、つなぐだけで、即使用可なので。
冒頭の写真は、使用中のと未使用の2台のRboard。
箱入り娘を箱から出してみて、こんな色だったんだ、とびっくり。明るくて薄いグレー。
上の使用中のものは、ベージュ。日焼けと汚れで、歴戦の強者の風格?
(いや、ちゃんと掃除はしているのですけど)。
作業後、娘は、また箱のなかに戻って眠っておりまする。
これで、OSがどんなに変化していこうが、エミュレータさえそれに対応していれば、ずっとRboardを使い続けられそうです。本当に嬉しい!
(ただ、次の心配は、PS/2ポートのついているPCがなくなってしまうこと。
最近はUSBのキーボードが増えてきている。今回のPC更新でも、欲しかった機種にPS/2ポートがついていなくて、諦めざるをえなかった。
Rboardの公式ページのQ&Aには、「Rboard ProはUSB-PS/2変換アダプタに対応していませんので、使用できません。」と明記されている。でも、ダメモトで変換アダプタを試してみなくちゃね。)
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ところで、こうした顛末を読んで、親指シフト入力を面倒なものだとは思わないでいただきたいな。。
親指シフトを使うための選択肢はいろいろとあって、現在販売中の専用キーボードをつなぐのは簡単だし、今月末にも、携帯型の親指シフトキーボードが新発売される。
先述したように、JISキーボードを、フリーソフトのエミュレータで親指化して簡便に使うことも可能。
私の場合、既にサポートが終了した愛機を新OS上でも使おうとしたからこその、一手間だった。
こんな機械オンチが、人さまのご教示にすがりつつ、使い続けたいぐらい、愛用のキーボードは大切だし、親指シフト入力が快適なのだ、と思っていただけると幸いです。
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