いつもはテキトーに着てるし、お固い服装が必要なわけではないけど、学会や入試(最近は種類も回数も多い)、高校訪問や視察者への対応など、セットアップが必要なこともある。
この10年余り、そうした通勤用のジャケット+スカート、パンツの類は、ほぼ、ナイガイの「ブレッケンリッジ」というブランドで買っていた。
そこそこにきちんと感もあり、ほどほどにカジュアルで、お値段も手頃。
前任校&前の住居に近いアルパーク天満屋に店舗があったので、学校帰りに寄ったり、転勤してからも、年に1度の人間ドックのついでに立ち寄っていた。
試着しなくてもサイズはわかっているから、通販のカタログで購入することもあった。
今年の7月ぐらいのこと、アルパーク天満屋のブレッケンリッジの店舗から、閉店のお知らせのハガキが届いた。
そのときは、ちょっと不便だけど、広島市内の他のデパートにも店舗はあるだろうし、店舗がなければ通販で買えばいいや、と思っていた。
秋近くになって、スーツが必要になった。
ところがいつもは掲載されている通販カタログにも載っていないため、購入できる店をネット検索してみた。
すると、なんと、「ブレッケンリッジ」というブランド自体がなくなっていた。ナイガイが、8月末をもって基幹事業だったレディスウエアから撤退したのだ。ブランドが消失したのだから、店舗閉鎖も、通販カタログに載らないのも当然だ。
経済の悪化がこんなところにまで影響していたとは。
だけど、そうなると、私はいったい何を着ればよいのだろう?
余裕があるときならばゆったりショッピングも楽しいだろうが、時間がないなか、デパートや店舗をうろうろと歩き回って、自分好みの服(というか、ブランド)を探しているヒマはない。
ふだんからファッションに興味があって、リサーチしてる人ならばともかく、急に「いつもの」お気に入りブランドがなくなると、あたふたしてしまう。美容院に行ってあてがわれる雑誌をめくってみても、マダム風か生活感過多か極端で、どうもピンとこない。
そもそも、私たちの世代がターゲットになっていない。もっと若い世代向けの服や雑誌は多いし、もっと上の団塊の世代は層も厚くてマーケットが成立している。
どうも間にあって埋もれている感じ。ホントに、何を着ればいいのだろう?
・・・そんなときに、あたったのが、「40代 フツーのオバサンのファッション大研究!」というサイト。
ここの「百貨店で買える40代ブランド」というリストが実に役に立ちました。
私のようにあまりブランドに詳しくない40代が、10年ぶりに百貨店でお買い物しようという際に、手がかりになるブランド集を作ってみました。
管理人の「またちゃん」さんはライターで、ご自身も、40代の女が何を着たらよいのか迷ってしまうということで、ブログを立ち上げられた様子。運営されている他のブログや、ガイドをしておられるALL ABOUT のシンプルライフの記事を読んで、とても共感できました。
・・ということで、結局、私はこのリストの中からあたりをつけて、無事にスーツを購入。洋服探しの流浪の民にならずにすみました。感謝です。
少しのことにも先達はあらまほしきことなり、、でございまする。
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