「Three Men in a Boat +ワン」ほか
梅雨入りしたものの、降ったり、カンカン照りの日が続いたり、の今日この頃。
教育実習訪問やら、金曜日の4週連続のオムニバス授業が終ってホッとしたのもつかのま、7月中旬~下旬にかけて、色々と提出物の〆切が重なっていて、まだ全然手つかずなだけに、心に余裕がない。
・・と言いつつ、先週は久々に芝居に行きました。
スタジオ・ライフの「Three Men in a Boat +ワン」。
(6月15日(火)18時-、於・広島市東区民文化センタースタジオ)。
3人のイギリス青年紳士と1匹の犬の、ユーモラスなテムズ川遊覧の舟旅。
観客参加型の舞台で、とっても楽しめました。今年見た芝居の中では一番かな。
スタジオの真ん中が舞台で、観客は周辺に置かれたパイプ椅子で観劇するのだけど、舟が移動するたびに、観客もパイプ椅子をもって移動。
配られたパケツなどで音を出したり、指名されると舞台に上って水門の役をしたり、けっこう忙しい。(体力・気力がないと参加が難しいかも・・)。
うちのダンナも舞台に上がり、レストランのウエイトレスの役で、エプロンとヘアセットつけて、笑わせてくれました。
(後で、セリフがあった観客は自分だけだと威張ってました)。
とにかく、アステールプラザをいっぱいにできる劇団が、わずか40人ほどの観客の前で、演じてくれるのだから、贅沢このうえなし。
「トーマの心臓」「Lilies」「OZ」「ドラキュラ」といった耽美系の本公演もよいけど、こんなふうにウエルメイドで手作り感のある芝居も嬉しい。
それにしても、役者にとっては、ここまで客の間近で演じるとなるとゴマカシもきかないし、客との掛け合いで人間性も出ちゃうし、どれだけ観客をのせられるか、キツイだろうな。。
原作は、ジェローム・K・ジェロームの「ボートの三人男」。
・・・といえば、漱石の『猫』の典拠の一つとしても知られていますね。
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ボートの三人男 (中公文庫) ジェローム・K. ジェローム 丸谷 才一 中央公論新社 2010-03 by G-Tools |
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18日(金)は、ヨーロッパ企画の「ショートショートムービーフェスティバル傑作選+トークショー」に行ってきました。
(於・横川シネマ!)
1本5分未満の、まさにショートショートムービーが10本。
監督は、劇団・ヨーロッパ企画の役者たち。間に役者によるトーク。
計算されたものや、破天荒なものなど色々あったけど、さすがに感性豊かな人たちが役者になるのね・・と感心させられました。
司会の男性3人の得点で順位がつけられていたためか、私の感覚とは違っていたけど、それはまあご愛嬌かな。
今回の企画は、夏の芝居「サーフィンUSB」のキャンペーンのため。トークの間は写真OKで、みなさん、カメラや携帯でパシャパシャと撮影。
(私は持参しておらず、娘に「ママは肝心のときに携帯を持って来ていない」とバカにされました。まったく不携帯電話でございまする。。まあ、あれは、出張時用ということで・・)。
2月の「曲がれ! スプーン」が気持ちのよい芝居だったので、新作も期待できそうです。
広島公演は、8月31日(火)19時、アステールプラザにて。
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