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2010/03/14

ネット中継

昨日紹介した〈少女〉に関するシンポジウムをネットのライブ中継で視聴した。
ネットでは、35~50名前後が見ていたようだ。年度末の日曜午後、遠方の会場まで行かなくてもイベントの大まかな内容を知ることができるのは、たいへんありがたい。
ただ、紙の発表資料(レジュメ、ハンドアウト)は見られないので、パワーポイントを使わない発表については、ついていくのが少々しんどいし、マイクの雑音がきつい時も少しストレスだった。

でも、ともかく、明治から戦後にいたる少女小説・ジュニア小説や少女表象等についての発表3本で、ビジュアルや質疑も含めて、とても面白かった。
とくに、一人目・菅さんの発表で紹介されたジュニア小説の書き手「佐伯千秋」に関心をもった。広島出身で、原爆に関しても作品化しているとか。あとは、坪井さんが触れていた少女とフェミニズムとの関係(アンチ・フェミニズム、ポスト・フェミニズム)も課題だろう。

Mariko

また、菅さんのパワポ資料で、秋元書房のジュニアシリーズの表紙画像があり、『静かに自習せよ-マリコ』が写って、懐かしさでいっぱい。
中学2年のときに、京都から転校生してきたウノタカコさんが貸してくれた。読み終えて「面白かったよ」と返そうとすると、気に入ってくれて嬉しいからあげるね、と、続編の『涙で顔を洗おう-続マリコ』と2冊を贈られた。
この2冊は引越しを繰り返した今でも本棚にある。前に娘に勧めたのだけど、まだ読んでないかな?
主人公の「坊や」、白石くん、将軍、三木女史、フェリシテなど面白い人物たちが満載だったけど、私が気に入っていたのは、続編から登場した「コショウちゃん」。ピリッとした皮肉屋で、でも温かみがあって、よい味だった。
NHKでドラマ化もされた作品だけど、いま思えば、あれも「ジュニア小説」だったのね。

それにしても、東海地区の近代文学はがんばっている。
ずんぶん昔のことだけど、最初の勤務校が名古屋だったので、私も6年間、彼の地に住んでいた。その頃は「東海近代文学会」という名称で、2カ月に一回研究会が開かれており、総会では日本近代文学会の支部にするかどうかという話し合いが継続的にされていた。
東海近代文学会の会員のすべてが日本近代文学会の会員だったわけではないことがネックだったと記憶している。そもそも当時の会長も近代文学会の会員ではなかった。
その後、いつのまにやら支部となり、最近は共同で研究書も出したり、今回もシンポを開いているし、とても活発だ。広島地区も刺激的な活動ができるようにせねば。。

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