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2010/03/26

できました!

Hojonoumi_3

夜、拙著が翰林書房さんから届きました。
この歳で初めての単著というのは、少々恥ずかしいですが、苦労したので、素直に嬉しいです。
表紙の原画はマンテーニャの天井画で、とても素敵な造本です。

書店に並ぶのは、4月第2週だそう。
ぜひ手にとってご覧ください。

bk1にページができています。→★
キーワード登録で新刊案内メールが届くようになっているのですが、「三島由紀夫」「ジェンダー」の2語にひっかかったようです。自著の案内メールを貰うのは、不思議な気分でした。
また、後日、出版社や書店のページができたらリンクを貼ります。

  .。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

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コメント

待望久しい「三島由紀夫物語る力とジェンダー 『豊饒の海』の世界」。読むのが楽しみです。

岡山さま、その節はご教示くださり、ありがとうございました!
何年もかかってこれだけか?と呆れられそうな文字通りの小著ではありますが、難産だったので嬉しいです。

 御高著『三島由紀夫 物語る力とジェンダー』を拝読しました。学生時代に読んだ『豊饒の海』の大尾の強烈な印象。その『豊饒の海』をなんとか読み解きたいという有元先生の永年の思いが結実した一書だと存じます。
 十二本の論考が並びますが、第一に「人物相関図/時系列データ」は三島研究にとって道標となる画期的な基礎資料で、『国文学』の初出の際に驚いた記憶があります。原典の綿密な読み込みに基づく精緻な作業で、「まさに女性特有の細やかな仕事……」などと書くと(当方は賛辞を呈したつもりでも)たちまち「ジェンダー!」という鋭い御指摘をうけますので、有元先生の持ち味である目配りのきいた緻密な仕事と申しておきます。また、登場人物の年齢の数え方について、清顕と勲は数え年、ジン・ジャンと透は満年齢という御説は説得力があります。ただし、二十歳で夭折というのは、「享年二十」という意味ではないでしょうか。享年の正しい計算は、行年――この世に在った年ですから、数え年とほぼ一致します。三島は、前二者を数え年、後二者を満年齢と意識して書き分けたというよりも、数え年であっても満年齢であっても、享年は数え年とほぼ一致するので、「享年二十」という意味で二十歳で夭折する若者を描いたのではないでしょうか。しかし、近年、「享年」も満年齢で計算することが一般的になりつつあり、いたく混乱しております。なお、三島の計算能力については、大蔵省でも平岡の数字は当てにならないという評価があったようですね。
 第二に「『竹取物語』典拠説の検討」は多くを考えさせる貴重な論考だと思います。「富士は二つあるのだ」とする本多の見方が、生まれ変わりを見る見方を象徴するというのは、至言です。冒頭に敢えて「私見では、」と断っておられますが、読者大半の賛同を得られるのではないでしょうか。また、聡子の言葉の解釈については、これまで数多の論考が出ていますが、本稿の〈天の羽衣〉と〈不死〉という属性を持ち、月世界の住人と化して〈物思ひ〉がなくなった聡子の言葉という論旨は説得力があります。ただし、唯識論上はどうなのでしょうか。私は真言密教は勉強しておりますが、唯識論はわかりません。聡子が唯識論を学んで〈解脱〉しているのであれば、〈月世界の人〉=〈物思ひ〉のない人=〈解脱した人〉となるのでしょうか。とすると、かぐや姫も〈解脱した人〉となるのでしょうか。俗界を離れて昇天したかぐや姫は〈異界の人〉(異星人)ではあっても、〈解脱した人〉(仏或いは仏になりつつある人)とは随分と違うと思うのですか。それとも尼となって修行を積んだ聡子は、未だ〈解脱〉の機縁に接していないのでしょうか。
 また、241頁の7行目「『竹取物語』の中で、地上の〈かた時〉が、〈月の都〉では〈二十余年〉であった」という記述は、「地上」と「〈月の都〉」が逆ではないでしょうか。
 さて、本書の特色に一つは、参考文献の詳細な注記にあり、これも今後の三島研究にとって貴重なものだと存じます。しかし、266頁の3行目の注記には驚きました。
 御高著『三島由紀夫 物語る力とジェンダー』は、『豊饒の海』研究の力の入った中間報告と存じますので、これに続く第二弾・第三弾を楽しみにしております。

岡山さま、丁寧で好意的なご評価をたまわりまして、まことにありがとうございます!
ご指摘箇所については、さらに検討していきたいと存じます。

それにしても、地上と月の都の件は、何とも汗顔の至りです。他にも誤字を見つけており、少々凹んでおります。しっかり校正はしたつもりだったのですが、やはり字面ではなく中身を読んでしまっていたのでしょう。

新年度が始まって慌ただしく過ごすうちに、出版もなんだか遠い昔のような気がしていますが、とにかく1冊でましたので、これを機に、また励んでいこうと思います。
ご厚志にお礼申し上げるとともに、今後ともご教示いただきますよう、お願い申し上げます!

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