むごい
会議のため出校すると、同僚が亡くなったとの知らせ。
まだ46歳。むごすぎる。
3年ぐらい前に癌にかかり、入退院を繰り返しておられたが、回復して、このところは海外出張なども何度か行かれていた。
残されたホームページのトップに、8月下旬に出張した際に撮影した列車の写真が貼られている。大きなプロジェクトの代表者として、活躍されていた。人柄もよくて、悪く言う人を聞いたことがない、という方だった。
9月下旬に調子が悪くなり入院して、そのままだったとか。
早すぎる。
専門が全く違うので、そんなに接点があったわけではないけど、忘れられないこともある。
3年ぐらい前の職場の忘年会のときに私は幹事をしていて、スピーチをお願いしたところ、固辞された。いつもにこにこと明るい方なのに、ちょっと異様な断り方だったので、不思議に思った。
その後、病気になられたと伺い、姿を見かけることがなくなった。だいぶたって復帰された頃、エレベータで一緒になり、「あのとき断ってすみませんでした」と声をかけられた。とっさに何のことかわからなかったのだけど、忘年会のことだった。
あの日の昼に病院で告知され、混乱した気持ちのままで会場にいて、とても明るくスピーチなどする気分ではなかったと。でも、断ってしまい、ずっと気になっていたとのこと。
律儀な方だと思った。
もう一つ。
2年前の東広島映画祭で審査員をやったとき、ゲストが浜本正機監督だった。
控室で監督から、東洋史出身で、岡さんとは同期だとうかがった。長いこと会っていないから、よろしく伝えてほしいとも。
またまたエレベータで一緒になったときに、映画祭の感想や監督からの伝言を伝えると、「浜本さん、活躍しているんだなあ」と、とても喜んでいた。
その後、会議でお見かけしても、痩せてはいても、お元気そうだったのに。
無念だったでしょう。
ご冥福を祈るばかりです。
それにしても、昨年9月にも英文の同僚が癌で他界された。
わずか教員数60名の小さな部局で、現職が2年連続で亡くなるとは。。
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