茂山狂言会
シルバーウィーク初日。やはり9月には、この方々の舞台を拝見しないと落ち着きません。
恒例の茂山狂言です。
娘が土曜日も学校があるので、夜の部に行きました。
広島茂山狂言会鑑賞会 夜の部
時:2009年 9月19日(土) 18:30
所:広島アステールプラザ中ホール能舞台解説:丸石やすし
二人大名:茂山あきら、松本薫、茂山千三郎、(丸石やすし)
独吟「京童」: 茂山千作
抜殻:茂山千五郎、茂山千之丞、(鈴木実)
茶壺:茂山宗彦、茂山茂、茂山正邦、(鈴木実)
千三郎さんを拝見するのは3年ぶりぐらい。
相変わらずのよいお声でした。次は、解説にも復帰してくださいませ。
千作さん、今回は、狂言ではなく、独吟でした。
もう卆寿で足腰がだいぶ弱っておられますが、発声されるや、さすがの貫祿。
目に、耳に、焼き付けたいと思いました。
千之丞さんの品のよい、おっとりとした感じは、天性のもの。
千五郎さんの酒呑み芝居、年季が入っていました。
我々が会場のアステールプラザに着いたのは昼の部が終わってしばらくの時間で、ちょうど正面玄関から千五郎さんが出て行かれるところでした。お散歩でしょうか。ジャケットに素敵なシャツ姿でしたが、全くふつうの方にしか見えず、昼の部の帰りらしき奥様方も、目の前を通りすぎる茂山家当主に全く気づいておられない様子。
舞台の上では至芸。でも、日常では普通で気さくな感じが茂山家の方々の持ち味なのでしょう。
最後は、若手の競演。やはり勢いがあって、一番笑えました。
茂さんが、一つ前の演目の千五郎さんの太郎冠者と全く同じ酒呑みのセリフを繰り返したあげく、「これでは、おやじと同じだ」というのですが、役の上と、役者とが重なって、大笑い。(狂言には酒の失敗話が本当に多いなあ)。
宗彦さん、正邦さんも、それぞれの持ち味が生きていました。
皆様の笑顔を拝見し、お腹から何度も笑い、お豆腐狂言カレンダーにサインもしていただいて、これで福々と来年が迎えられまする。(気が早い・・)。
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