やれやれ
今日の朝刊1面とあと一面をデカデカと使って出てましたが、大学側はマスコミに流して既成事実化しようとしているようですね。ひどい案です。
教育と研究組織の分離なんかしちゃったら、もはや丁寧な教育は成り立たない。
研究組織から、教員が教育組織に派遣されるようになれば、学生との関係は授業だけ。
研究費の大半を研究室に入れて学生用図書や設備に回したり(けっこうな額の研究費があるはずなのだけど、自分で使える金額は前任校の短大より少ない・・)、時間外手当もなく休日出勤で土曜日ごとに学生の研究会に出たり、といったことはもはやなくなるけど、それでいいと思っているのだろうか。
そうしろ、というのならば、その方がラクでいいようなものだけど、そうなったら、これまで「伝統」としてなんとか保ってきていた研究会活動にみられる手厚い指導などなくなってしまい、学生と教員の関係は単に授業で接触するだけのドライなものになる。一度変質した関係をもとに戻すのは至難のわざで、大学にとっては取り返しのつかない事態となることだろう。
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