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« 一通の書簡から | トップページ | お知らせ:第2回東広島映画祭 »

2008/11/12

早すぎる

夜、高校時代の友人の「アヒ」から電話がかかった。
同じく高校時代の友人だった「イケ」が亡くなっていた、という知らせだった。
イケの妹さんから、今年の2月に亡くなったと喪中欠礼のハガキが届いたという。

私はいつのまにやら、イケとの年賀状のやりとりも途絶えていた。
アヒもイケとはもう年賀状のやりとりだけになっていて、でも、今年の年賀状は届いていたので、ショックだと話していた。
妹さんからの挨拶文には、「かねて病気療養中の姉・・・・」と書かれていたが、ここ数年の年賀状にはまったく病気のことは記されていなかったという。

イケとは、アイウエオ順の出席番号が近かったことや、家の方向が同じだったこともあって、高校時代、かなり仲がよかった。
入っているクラブは別々だったけど、同じバスになることも多くて、学校帰り、乗換の西広島駅近くの甘味屋で、よく一緒に、抹茶クリームぜんざいや、二重焼きやたこ焼きを食べながら、長いこと話をしたっけ。
イケは、バレー部のキャプテンで、そんなに背は高くなく細身だったけど、スポーツ万能だった。クラスマッチの球技大会では、みんなをひっぱって練習して、8組は球技大会ではいつも優勝争いをしていた。でも、えらそうなところはまったくなくて、縁の下の力持ち的な存在だった。
いまだに、私の中のイケは、白いブラウスの制服を着た、高校時代のままだ。

私とは、名前が漢字まで同じだった。私は、これまでの人生で、自分と同じ名前の人に直接会ったことがあるのは、イケだけだ。その上、なんと妹さんの名前も、私の妹の名前と漢字まで同じだった。
二つとも、そんなによくある名前ではないので、これはすごい確率ではないだろうか・・。
そんなこともあって、親しかったのだと思う。

だけど、卒業後、別々の場所に暮すようになり、いつのまにやら会わなくなり、いつのまにやら年賀状のやりとりもとだえ、そして、訃報を聞いた。
早すぎるよ。無念だったろうね。

夏に、深浦加奈子さんの死を聞いたときにも、早すぎると思った。第三エロチカ時代の舞台から見ていたし、同い年だったのだ。
いつのまにやら、同世代が相次いで亡くなる年齢になっている。
悔いを残さぬようになんて、いつまで生きたって無理だろうけど、でも、生きている間は、その日その日を大切に過ごしていくしかないのだろう。

池上伸子さんのご冥福をお祈りします。

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コメント

毎日を大切にしようと思いました。
私も、ご冥福をお祈りします。

ゆうこさん、お久しぶりです。
同い年が亡くなる年齢になったのだと思うと、残り時間はそんなにはないんだと思ってしまいます。
でも、ゆうこさんはまだ大丈夫ですよ。

急にイケのことを思い出し、有本さんのサイトに辿り着きました。
十年以上前イケの妹さんから連絡があり、横浜まで遊びに来てくれました。その時すでに病状もすすんでおり、ケーキのフィルムが手の震えでうまく取れず、手伝って剥がした思い出があります。
それが池との最後となりました。5年前の2月に他界されたとのこと。きっと命日近辺に会いに来てくれたのかも知れませんね。

                 

ベイビー、本当にお久しぶり。
そうか、イケと会ったのね。そんなに前から病気だったんだ。全然知らなかった。
あんなに毎日、笑って、話してたのに。。
2月にベイビーがコメントしてくれたの、ほんとにきっとイケが引き合わせてくれたのかもしれませんね。

国泰寺同窓会の方々、facebookのページを作ってますよ。8組のもできてる。私も誘われて入ったけど、(私はあまりアクティブではないけど)、皆さん楽しそう。よかったら、ベイビーも。

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