やつあたり
午前中いっぱい、学校で、明日のオムニバスの授業で配布するレジュメの準備をしていた。6割方作り、残りは家で仕上げるつもりで、昼からの授業(勉強会)と会議を終え、帰宅して、ファイルを持ち帰っていないことに気づく。
自分宛にメール添付して送るつもりが、すっかり忘れていた。
もうガックリ。トホホ・・な気分。
以前は学校と家のファイルのやりとりにはUSBメモリの中のブリーフケースにこまめに保存して、メール添付は念のためぐらいだったのだけど、機密保持のためノートパソコンの盗難に気をつけろだのUSBメモリを差しっ放しにするなだのといった注意喚起文書が何度も届くうちに、USBの抜き差しが面倒になり、最近はほとんどのファイルはメール添付で手軽に済ませ、バックアップを取っていなかった。
ファイルの同期をみんなどうしてるんだろう。。
しばらく遠ざかっていたプロバイダのオンラインキャビネットを、また使ってみようかなぁ。。
一から作るのも時間がかかるし、気力もないし、とにかく家で残りを作って、明日早めに行って、合体・整形しよう。でも、効率悪いよなあ。切り貼りの資料も作らないといけないし。やれやれ・・。
・・・加齢とともに、こんなことが増えてくる。
職住近接なら取りに戻りたいところだけど、往復2時間弱ではね。
昨日、大学移転前の場所にある放送大学で仕事した。昼間だと自宅から片道10分ほど。あまりに楽ちん。
移転から10年余りたち、今の土地もそれなりに開け、学生たちにとっては今の地こそが愛着ある大学町なのだということは十分に承知した上で、それでも移転すべきではなかったと思う。特に文学部にとっては、都市を離れるメリットは何一つない。
古くからの大学街、歩いていける映画館、古本屋、他大学との交流といった文化的環境。繁華街。塾講師や家庭教師などのアルバイトの多さ。増加している社会人学生や遠隔地からの通学者にとっても、元の土地の方がよいに決まっている。
「『知の拠点』再生プロジェクト」などと持って回ったことを言わなくても、大学自体が帰ればよいのだ。広い土地が必要らしい理科系はどうぞ今のまま。文系だけ図書館もろとも戻る。建物を高層化すれば、十分に可能だ。
そもそも広島市内から離れておいて、今さら平和教育の充実なんて言い出してもね。
大学紛争の負の遺産。
移転後もぽっかりと空いたままの土地。隅っこにできた高層マンションを見ながら、何とか都心回帰できないものかと夢想した昨日を思い出したのだけど、これもボケて忘れ物しちゃった余波(やつあたり)なわけで、ともかく、とほほな気分を脱して、資料を読もう。。
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