節電警報
学校にいると、ほぼ毎日、13時ぐらいに「節電警報」のメールが来る。
本日は、この暑さのため、需給電力が契約電力を超過する勢いなので、
可能な限り空調・照明等を消していただき、節電いただきますよう お願いいたします。
・・といった感じのメールで、これが来ると、エアコンを消して窓を開け、研究室の廊下側の電気も消し、使っていなければパソコンも落とす。
会議中に警報が出ると、事務職員の方が、「節電警報が出ました。研究室のエアコンや電気をつけっぱなしで来られている方は消してください」と叫び、ひとしきりざわめく。
で、だいたい16時前ぐらいに「節電警報が解除されました。暑いなか、ご協力ありがとうございます。明日以降もよろしくお願いいたします。」といったメールが届いてお仕舞い。
中国地方はまだ梅雨明け前らしいけど、連日33℃といった猛暑のなかで、この節電警報が出るので大変である。
窓を開けて研究室にいると、入ってきた学生との間で、「先生、エアコンつけないんですか?」「節電警報発令中だからね」という会話が必ずある。
滞在時間が短い場合はよいのだけれど、相談などで長く話していると、相手は汗を拭き始め、「気分が悪いです」とか「暑くて酸欠になりそうです~」などと言うので、慌ててエアコンを付ける。
で、学生が帰ったあと入ってきた他の教員から、「あれ、エアコンつけてるの?」と咎めるわけじゃないのだろうけど言われ、「いや~、さっきまで学生が来てて暑いって言うから・・。まあ、涼んで行ってくださいよ。先生が帰ったら消しますから・・」などと弁解するのだ。
でも、教員はまだいい。授業がある教室は涼しいから、研究室が暑くてもメリハリ?があって、耐えられる。
大変なのは事務職員の方々。エアコンを消して、日差しをよけるためにブラインドを下ろし、廊下側の電気を落とした薄暗くてなまぬるい部屋に、一日中いなくてはいけないのだ。
廊下の両側に部屋があるので、ドアを開けても全く風は通らない。
首にアイスノンみたいのを貼ったり、ときどき外の空気を吸いに出ないとやっていけないとのことで、みなさん疲労の色も濃く、非効率なことおびただしい。
そんな話を家でしていると、娘が、「いいじゃん、うちのクラスなんか、扇風機もないんよ」と口をとがらせる。大昔は学校に扇風機なんてなかったけど、いまは平均気温が違うものね。
5年生のときには教室に5台扇風機があったのに、6年生では一つもないらしい。本当だろうか。なぜ??
「子どもが暑がっていますので扇風機をつけてください、って生活ノート(家と学校との連絡帳)に書いてあげようか?」と聞くと、「やめてやー。モンスターペアレントって思われるじゃん」だって。いや、違うと思うよ。
でも、ともかく、基本的にはエアコンは苦手。
ここまでのところ、我が家ではまだエアコン無しで過ごせているので、幸せだ。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント