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2007/11/28

お知らせ:東広島映画祭

Higashihiroshimaeigasai いよいよ東広島映画祭が、今週末開催。

・2007年12月1日(土)午前0時~6時20分
Tジョイ東広島

・映画「あかね雲」上映
・浜本正機監督トークショー
・ショートムービー・コンペティション
・「ジョゼと虎と魚たち」「ゆれる」「かもめ食堂」上映
  (3作同時上映)
・表彰式

・2,000円(前売り券は、ポップコーン・ドリンク付き)

昨日の授業で、実行委員の学生が宣伝。
「私も審査委員で徹夜しますよ~」と言うと、授業後のコメントシートに「がんばってください」とか「映画祭行きます」などと書かれていた。

学生からコンペティションの候補作が入ったDVDを渡され、昨夜は家で家族とともに鑑賞する。1作品ごとにわいわいと感想をしゃべりながら見て、私のなかでは順位はほぼ確定。ただ、実写とアニメーションが混在しているので、ちょっと判断が難しい。

とにかく、せっかくの学生企画。たくさんの方々に来てもらって、盛り上げてほしいなあ。
劇場映画を2本見られて、大学OBの監督のトークショーも聞けて、短編映画コンペも見て、ポップコーン・ドリンク付きで2,000円は安い!
ぜひご来場を!

『豊饒の海』メモ発見

★「豊饒の海」主題と主人公、三島由紀夫のメモ発見(読売2007.11.26)

 三島由紀夫(1925~70)最後の小説「豊饒(ほうじょう)の海」4部作の第1部の題名「春の雪」と、主人公の姓「松枝(まつがえ)」が、三島自身が10代に書き写した古い歌謡にそのまま出ていることが分かった。

 発見されたのは、三島が学習院高等科1年で使っていた教科書「東洋史概説」にはさんであった、半紙に書かれたメモ。薄い鉛筆書きの達筆な文字で、「松がえかざしにさしつれば/はるのゆきこそふりかゝれ」とあった。歌詞の原典は、平安末期に後白河上皇が著した芸能論「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)口伝集」にあり、該当部分は「梅が枝挿頭に挿しつれば/春の雪こそ降りかかれ」となっており、三島は「梅」の部分を「松」と表記していた。

 「松枝清顕」は、三島の思想の根幹にあった「輪廻転生」を体現する存在で、美貌(びぼう)の令嬢との禁断の恋に生命を懸け、夭逝(ようせい)する。

 東京の古書店が所有する三島の蔵書からメモを見つけた電気通信大学の島内景二教授(国文学)は「三島はこの歌を暗記し、愛唱していたと思うが、美意識に従って本文を変えていた可能性が高い。松の緑の永遠と春の雪の滅びは三島文学のテーマで、若いころの古典、うたへの傾倒に、最後の作品の種子がすでにあったことが見て取れる」と話す。

 この資料や、なぞなぞ、こばなしなどを雑誌から抜き書きした学習院初等科時代の手製の冊子「IRO・IRO」などが、来月5日から16日まで、東京・東池袋の「あうるすぽっと」で一般公開される。

2007/11/08

サロン劇場「薔薇と海賊」

Bara ・2007年11月3日(金)-9日(金)
・紀伊国屋ホール
・作:三島由紀夫、演出:村松英子
・出演:村松英子・大出俊・伊藤高・若柳汎之亟・丸山博一・神保共子・村田美佐子・村松えり・鹿内寛子・野村万蔵
・上演時間:2時間40分
・シアターガイド→、朝日コム→

レイクサロンの前に、東京へ。
「薔薇と海賊」を見るのは初めて。
三島戯曲のなかではさほど上演される芝居ではないが、今回、これは三島にとって意外に大切で出来もよい戯曲だと思った。
それは、三島の死の直前に上演された芝居であり、三島が二幕の帝一の「王国なんてなかったんだよ」というセリフを聞きながら泣いていた、などという挿話によるのではない。
現実と虚構世界という三島作品の王道のテーマが据えられ、そして、男を拒む女という性の問題も大きいこと。しかも、コメディとして、よくできているからだ。

村松英子さんにとっては、浪漫劇場の舞台以来、37年ぶりの「薔薇と海賊」。場所も同じく紀伊国屋ホール。演技にも意気込みが感じらた。本当に再演を熱望していた舞台なのだろう。
ただ、ちょっとセリフが不安定なところが何カ所かあって、残念。これだけ大量のセリフだから無理もないのだけれど。

千恵子役の村松えりさんが、とてもよかった。
主演の村松英子さんに合わせてだろう、全体に、戯曲の設定よりも役者の年齢がかなり高い舞台になってしまっていた中で、彼女の若さ・清新さは本当に貴重。
楚々として美しく可愛らしく、コメディエンヌとして芝居を盛り立てていた。
「薔薇と海賊」は喜劇なのだ。

セットは、グレーを基調としたロココ風。
大団円の「月のお庭」の歌とともに、ジャラジャラ魔やマフマフなどの虚構の者たちが入ってくるシーンは、着ぐるみなどではなく、何もない・何も入ってこないところに帝一が話しかけるという演出で、つまり完全に幻想として扱っていた。創作上の者たちをちゃんと見せてほしかった気もするけれど(『美しい星』などと同じように)、これはこれでよかったのかな、とも思う。それでこそ、楓の最後のセリフ「私は決して夢なんぞ見たことはありません」が生きてくるから。

4101050368 熱帯樹 (新潮文庫)
三島 由紀夫
新潮社  1986-02

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レイクサロン

Mishima ・2007年11月4日(日)13:00~17:00
山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
・「禁色」ノートを読む/井上隆史
・疾風怒濤時代の三島由紀夫/田中美代子
・司会/佐藤秀明

私が学部で三島由紀夫研究を始めるときに先達として活躍しておられ、いまも決定版全集の編集者として第一線にいる田中氏。そして、現在の三島研究を切り開いておられる井上氏。
お二人並んでの講演で、とくに田中氏のお話を伺うのは初めてで、とても楽しみにしていました。

井上氏のお話は、創作ノートの意図と現実の作品との関係が軸になっており、司会の佐藤氏との間で、ノートの位置づけ・取り扱い方について議論が交わされました。
田中氏のお話は、「夜の支度」-「春子」-「仮面の告白」という流れと、「春子」を「会計日記」の中においての理解でした。

「禁色」と「春子」。はからずも男性/女性の同性愛をテーマにした小説が並び、性がひとつのキーワードとなりました。そして、井上氏と田中氏の捉える三島の男性性/女性性がかなり異なっており、私も後のフリートークで質問をさせていただきました。

今回のレイクサロンも、後日、文学館のHPに掲載されるそうです。
二週続けて週末に出るのはきつかったのですが、行ってよかったです。刺激をいただきました。
数年ぶりに会う方もいて、また、帰りは西へ帰る佐藤氏と教え子の方々と同道させていただき、楽しい時間でした。

三島由紀夫虚無の光と闇―三島由紀夫論集 三島由紀夫虚無の光と闇―三島由紀夫論集
井上 隆史

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三島由紀夫 神の影法師 三島由紀夫 神の影法師
田中 美代子

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三島由紀夫―人と文学 (日本の作家100人) 三島由紀夫―人と文学 (日本の作家100人)
佐藤 秀明

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