「豊饒の海」創作ノート
『豊饒の海』創作ノートは、かなりの部分が『決定版三島由紀夫全集14』に掲載されていたが、全集未掲載分の一部が、『三島由紀夫研究』(鼎書房)の最新・第4号(三島由紀夫の演劇)に掲載された。これから同誌に連載されるとのこと。
そのことはリニューアルなった三島由紀夫文学館HPの活動レポートに予告されていて楽しみにしていたのだけど、いよいよ掲載。年2回刊行の雑誌に連載だから息の長い話だけど、これから創作ノートの全貌が明らかになっていくはずで、タイでの取材もわかるだろうし、嬉しきこと限りなし。関係各位のご努力に感謝申し上げます。
今号に掲載されているのは、「大長編ノート」2冊と「円照寺取材メモ」。内容を見る限り、決定版全集に載せられない理由はないようなので、全集に未掲載なのはやはり分量調整のためだったのか。
まだ全部は読めていないけど、三島演劇についてのインタビューや論文も興味深い。
それにしても、『三島由紀夫研究』はなかなか安定して届かない。
某メルマガでは7月17日付で入手されたようなことが書いてあり、到着を待ちわびていたのだけど、生協で定期購読している私の手元に届いたのは一昨日(8月3日)。奥付によれば7月10日発行のようで、もう少し早く届くとよいなあと思う。
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