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« 北村和夫さん | トップページ | 案内:第35回広島近代文学研究会 »

2007/05/08

1月から4月までに観たもの

昨年暮ぐらいから、芝居も映画も観たものをほとんど載せていなかった。モレもあるかもしれないけど、備忘録がわりにタイトルだけでも。
1~3月にかけて娘が発熱のため学校を何日か休み、チケット買っていたのに行けなくなったのもいくつかあったっけ。それに2月は全く何も見ていない。手帳が真っ青(学校関係の仕事は青字で記入)。ひどい時期でした・・。

★「硫黄島からの手紙」〔映画〕
2007.1 T・ジョイ新潟万代
日本でこういった視線の映画が作られるといいなあ。
二宮くんがうまい。。
映画の素材の源泉となった栗林中将の絵手紙の文庫を見ていると、親米派で理性的で家族思いの一人の日本人男性が軍人として極限にあっても努力し、その感性を失わないさまに感嘆する。ここに「文学」がある。

4094026762 「玉砕総指揮官」の絵手紙
栗林 忠道 吉田 津由子
小学館  2002-03


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B000N4SG2W 硫黄島からの手紙 期間限定版
渡辺謙 クリント・イーストウッド 二宮和也
ワーナー・ホーム・ビデオ  2007-04-20


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★「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」〔映画〕

2007.1  バルト11
あまり期待していなかったのに、とっても楽しめた。荒唐無稽な設定なのだけど、上出来のコメディに仕上がっている。
デフォルメして描かれたバブル期が、懐かしい。なんやかんや言っても、あの頃は活気があったよなあ・・。
試写会だったので監督挨拶もあったのだけど、「私をスキーに連れてって」の監督だったのね。あれもバブル初期の気分をよく表した、王道ラブコメでした。

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 (出演 阿部寛、広末涼子、薬師丸ひろ子) バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 (出演 阿部寛、広末涼子、薬師丸ひろ子)

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★「蟻の兵隊」〔映画〕
2007.1.26  広島大学サタケホール

演劇引力廣島第4回プロデュース公演「ブルーストッキングの女たち」〔演劇〕
2007.3.4 アステールプラザ多目的スタジオ
作:宮本研、演出:石本興司
『青鞜』に集まった若き人々の青春群像劇。伊藤野枝の視点から描かれ、説得力があった。
広島市文化財団の広報誌「to you」4月号にレビューを書かせてもらいました。

Toyou0704_3

20070304chirashi_1 ★「曽根崎心中」〔文楽〕
2007.3.9 アステールプラザ中ホール
3月恒例の文楽公演。簑助さん・勘十郎さんのお初徳兵衛がさすが。
公演前の太夫・三味線・人形遣いそれぞれの解説も、毎回楽しみ。
配役・あらすじ→

★茂山狂言会〔狂言〕
2007.3.18 廿日市市さくらぴあホール
鬼瓦、口真似、伯母ヶ酒

★「ユメ十夜」〔映画〕
2007.4.1  シネツイン1
「夢十夜」は私的漱石ベスト3の一つなので、映画化のウワサを聞いて前々からかなーり期待していて、広島公開の翌日に馳せ参じたのに、見てガッカリ。なんじゃ、こりゃ・・でした。
個々の作家に任せるのはいいとしても、全体のトーンもバラバラすぎるし、作品への理解度不足丸出しで、目立ちゃいい、みたいな作りの夜もあって、「こんなことなら大人しく原作どおりに作れよ!」と、本当に腹立たしくなった。特に前半の夜。監督もキャストもいいはずなのに、なんでこんなことになったのだろう。。漱石が泣くよ。

その中でよかったのは、第六夜と第九夜。
第六夜は、芸術家・運慶を素晴らしいダンスで表現。圧倒された。
第九夜は、「ゆれる」の西川美和監督が、女のお百度参りの背景にあるものを推測していて、ゾクゾクさせられた。
また、第七夜も唯一のアニメーションで特異だったけど、七夜の世界観がきれいに表現されていて、よかった。

娘を連れて行ったのに、「気持ち悪い」と目を伏せて見ない箇所が多く、まったく「夢十夜」にヘンなイメージを付けてしまったじゃないか。。
娘には、後日、朗読を聞かせて、お口直ししました。

4101010188 文鳥・夢十夜
夏目 漱石
新潮社  1976-07


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★「野田版 鼠小僧」〔シネマ歌舞伎〕
2007.4 バルト11

★「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」〔映画〕
2007.4 バルト11
見る前は、オダジョーのボクはないだろ、と思ってたのだけど、意外や許容可。

Queen_1 ★「クィーン」〔映画〕
2007.4  シネツイン1
補助席が出るほどの満員すし詰めの客席。
王族の日常を垣間見させてくれるけど、スキャンダラスな王室の暴露物では決してない。
国と国民に一生を捧げた女王の孤高。夫にも母にも真に理解されることなく、一人で背負わざるをえない王冠の重み。よくも悪くもコンサバで(真珠がその象徴)、国民とともに歩んできたという気高き誇りが、ダイアナの死を契機に傷つけられ、国民と乖離しつつあるという現実に直面させられたときの衝撃と、路線変更を選ばざるをえなかった屈辱、一方で安堵も。

孤高であらねばならぬ一方、生きて日常を送る一人の人間としての女王の心の動きが痛いほど伝わってきたし、父の命を縮めた王の地位に娘時代から就くことで培ってきた女王の気高さに日々接していくうちに、就任当初は王制に批判的であったはずのブレアが彼女に惹かれ守りたいと思うに至る過程もよくわかる。(ただ、今やイラク問題等でブレア政権はひどい状態なわけで、なぜこの時期にヒーロー・ブレアを描いたこんな映画が公開されたのか、制作意図を深読みしたくもなるのが、ちょっとね。)

人がどのように生き、記憶し/記憶されていくのか。
(「クィーン」は特別な位置におかれた者の生と記憶を扱った映画だったけど、今放映中のテレビドラマ「セクシーボイス アンド ロボ」(視聴率が悲惨なことになっているみたいだ。よく出来ているのにね・・。)では平凡な人間がどのように生き、記憶し/されていくのかを扱っていて、根っこのところでつながるような気がする。)

カレンダー・ガールズ」のヘレン・ミレンが女王を演じていて秀逸。
女王が自分で運転をするのにも驚いたけど、川で車が故障し、自然を眺めているうちに涙が流れ、鹿を見て「美しい」とつぶやく場面が実によかった。(この鹿は隣人の狩で殺されてしまうのだが、ダイアナの象徴なのだろうか。)
人生にはそういった転機となる時が必ずあるのだし、その瞬間を切り取って見せることのできる映画が素晴らしいのだ。

4063787044 クィーン
田浦 智美
講談社  2007-04-14


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