卒業
昨日は卒業式。
学位記(博士号)授与式に出席したあと、分野での学位記(卒業証書・修了証書)を国文研究室で行う。今年は主任なので、一人ずつ名前を呼んで手渡した。
その後、「謝恩会」。
「仰げば尊し」を全員で歌う、なんて味なことをしてくれちゃいました。
学校を移ったときに2年生の学年。彼らにとっても分野に配属して最初の演習だった『仮面の告白』がよほど強烈な印象だったみたい。学生たちにとっては「なんじゃ、これ」だったみたいだけど、引かれた私の方も焦って苦労しました。(言い訳すると、当初の予定では、前期に『近代能楽集』をやったあと、後期に『仮面の告白』を行うはずが、新潮文庫が品切れ(活字を大きくする時期だった)のため、急遽、入れ換えた)。でも苦労のかいもあり、後期の授業はかなり面白かった。。
3年生の夏休みには、学生たちの「万葉旅行」のつきそいに。一緒に旅して、食べて飲んで。
特に研究会の学生たち。一人一人、色々な思い出があるなあ。
教えることと学生たちの人生に関わることの、面白さ・楽しさと、そして難しさも教えてもらいました。
本当にありがとう!
たくさん進学した学年なので、院生に会いに来るついでにでも、ぜひ顔を見せてね!
そして、修了生。MもDも、いちいちは書けないぐらい、貴重な関わりが持てました。
Mのうち二人は私が赴任したときの学部4年生、一人は帰り道がよく一緒になり、Dはずっと最高学年で、とにかく色々なことを教えてもらった、頼りになる人たち。
心より、今後の人生の幸福を祈念しています。
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