Google検索


  • NAGIの小箱 を検索
    WWW を検索

おすすめの本_

ジャンル別


  • 文学・評論

  • 女性学

  • こども


  • 三島由紀夫占い:今日はこの本を読むといいことがあるかも
フォト
無料ブログはココログ

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2007/02/28

おうち

Crocus 久々に家にいて、原稿を書く。しみじみ幸せ。
論文でなくていいから、ちょっとだけ書いて、と緊急に頼まれた短い雑文だけど、論文執筆のリハビリにはなりそう。
骨組みはできたので、肉付けして手直しして、明日・明後日の出張から帰ってきたら送付予定。

さて、もう少ししたら家を出て、学校で添削指導をしたあと、ジャズ・ライブに行きます。

2007/02/27

日記

Hirodai_2 2月23日(金)

9時~16時すぎまで、卒業論文の口頭試問。
毎年紹介しているように(→昨年一昨年)、今の勤務校では、6人の教員全員が分野の全学生の口頭試問に立ち会うという、とても手厚いシステムをとっている。

今年の4年生は人数が多く、一人当たりの時間は10分。やや延びがちになるものの、ほぼ時間どおりに終了。
何日も何時間もかけて読んだのに、あっと言う間に終わってしまう。グループ化すれば、一人当たりの時間も長くとれて、課題などももっと話せてよいのだけどな。でも、全教員が全員を見守っているという姿勢を示すのも、とても貴重なこと。一長一短だ。

近代は、ムラはあったものの、全般的にはよく書けていた。でも、あんまり褒めモードに入らない方がよかったなあ、と少々反省。厳しいコメントの方があとあと生きてくるのだから。

Fukuroku 2月24日(土)

夕方、実家の父の喜寿の祝いを、家座冨(かざふ)にて。
もともとは妹一家と3家族での予定が、彼女たちの都合が悪くなり、3家族での会食は3月中旬に延期。今日は、実家の両親と我が家の計5人。久々に楽しい時間を過ごす。海鮮入りふわふわ餡かけチャーハンが美味!

ごきげんで帰宅後、入っていた留守電で事情一変。
なんやかんやの末、夜の11時半過ぎに家を出て、日付が変わってから西条へ。早朝3時近くに帰宅。それから入浴、就寝。

2月25日(日)

朝7時前に家を出て、西条へ。3時間余り後には帰宅できたけど、昼寝をしたあとも、この日は一日中、ぼうっとして使い物にならず。
一緒に行動してくださった同僚に心より感謝します。

2月26日(月)

心にかかりながら、一日中、缶詰状態。その後、会議。

2月27日(火)

半日缶詰。
午後から、諸事をこなしつつ、シラバスの記入を始める。新カリで某制度が始まり、形式面で面倒くさいことこのうえなし。時間切れで、明日に継続。


明日は、修了生といっしょに、卒論ゼミの2人が出演するジャズ・ライブに行く予定(19:00/20:00 於・コットンクラブ)。楽しみ。。

2007/02/22

授業参観

Ume3

★  ★  ★  ★   

年休をとって、子どもの授業参観に行きました。(小学校に行った以外は家におこもりで卒論を読んでいた/るので、年休というのも釈然としないけど、学校にいくと雑事が入るしね。)

Nanohana

授業期間中はなかなか参観日にも見に行ってやれないので、(母に頼んで、なるべく誰も行かないということのないようには心がけている)、行けるときぐらい行かないと。娘も、朝、「ママ、今日見に来てくれるんよね?」と確認 。やはり気になるのだろう。
学校に入ると、校庭に梅がちらほら。花壇には菜の花が一面に。春だなあ。

今日の参観授業は体育。体育を見るのは、たぶん初めて。
グラウンドを2周走ったあと、縄跳び。4チームに分かれて、二重跳びとアヤ跳びのリレー。失敗したら次の人に交代し(たくさん跳べても一人50回で交代)、最後まで残っていたチームが勝ちという仕組み。なるほどね、色々なやり方があるものです。
冬休みには二重跳びができなかったはずの娘が跳べてた。進歩してるのね。

続いてサッカー。グラウンドの半分をさらに4つに区切り、8チームで4試合を同時に行う。カラーコーンを2個、1メートルぐらいの間隔をあけて並べ、その間を通せばゴール。
普通のサッカーとはやり方が違い、最初はルールがよくわからず。娘は赤帽をかぶっているのに、反対側で白帽の子がゴールを決めたら喜んでいたり、途中で赤白帽をひっくり返したり、いったい何やってるんだろ?と不思議だったのだけど、各チームの中で守備専任(赤帽)と攻撃専任(白)に役割を固定するルールだったようだ。各自フィールドの半面しか異動せず、あまり走らなくていいからかもしれない。

娘もいちおうボールを蹴ったりしてたし、まあまあかな。もう少し闘争心があればなあ、と少々歯がゆいけど、でもあのほややーんとしているところが、あの子のいいところなんでしょ。
授業参観に行くと、家とは違う様子が見えて、面白い。

★  ★  ★  ★  

学生が作っている大学新聞のこと。先日の退職記念講演会の記事などはよくまとまっていて感謝。
でも、『若者はなぜ3年で辞めるのか』の書評に、気になる一文が。

共働きなしに子育てできない状況では、少子化は止まらない。

何それ? 違うでしょ。正しくは、

共働きで子育てしやすい環境に整えないと、少子化は止まらない。

評者は、少子化の原因は共働きカップルが増えたためで、片働きが増えれば子どもも増えると思ってるんだろうな。おそらく学生が書いているのだろうけど、自民党の古いタイプのオジサンたちと発想が同じ。少子化の現状への理解不足だ。

「産む機械」発言も、「健全」発言も論外だったけど、(一人しか産んでいないアタシは「不健全」。いや、いいんですけどね)、あの世代だけじゃなく、若い世代が保守的になっていってるなあ、というのはひしひしと感じる。

このことや、別姓問題についても書きたいけど、またそのうち。
今からあと一本卒論を読みます。

2007/02/21

頭が高野豆腐状態・・

Ume2 本日のお仕事。

10:00~11:40 教務委員会

早く終わった、食堂に行ける、と外に出たら、木々が芽吹き、梅もほころびている。
ぽかぽかとした陽気で、気持ちいい!

戻ってから、昨日修正した書類に印鑑を押してもらいに回り、ようやく提出。肩の荷を下ろした気分。まだ来月があるけど。

13:30~18:40 学位審査会→教授会

午前と併せて、今日は7時間近く、会議。
毎月こんなことをやっているわけで、会議に集まっている人たちの費やしている時間を考えるとクラクラする。こうした儀式によって物事は進んでいくのであり、私も組織の一員で、これもお給料のうちなのだと思わないとやっていけない。

ただ、一件につき10分から1時間近くかかることもある読み上げをひたすら聞くのは、何とかならないのだろうか。前もって資料配布して各自読んでおくとか。微妙なものも多いから難しいのだろうけど。
私は内職があんまりできないタチで、いちおうは読み物を持っていくのだけど、集中できないし、だいいち近くに座っている人が読み上げ始めたらやりにくいし・・。自分だって自分が作成した書類を読み上げることもあって、お互いさまだしなあ。

卒論を持ち帰っているけど、今日はもう駄目だ。お風呂入って寝よ。
授業がないから吐き出しもしていないけど、インプットもしていない日々。バカになっていく。ここで持ちこたえないと。

2007/02/20

本日のお仕事

9:30-10:30  学位論文(主査)の公開発表会
11:00-12:00  口頭試問                  

修論のときもそうだけど、主査はつらいよ。筵の上で、論文執筆者といっしょに頭を垂れてご意見を承る、といった気分。しかも最後に統括しなきゃいけないし。

それにしても、提出まで長いことかかったけど、お疲れさま。
今後も精緻に彫琢していく美点を生かしつつ、ときには大胆に。要を衝く論述と口頭表現を目指してください。

13:00-16:20  学部の優秀卒論発表会

今年で第3回。毎年のことだけど、他分野の卒論発表を聴く機会なんてないので、面白い。・・はずだったのだけど、長すぎる!
16分野のうち9分野が発表者を出し(そういえば、哲史文のうち、哲学系は一分野も出ていなかった・・)、一人あたり10分発表・5分質疑。予定では3時15分には終わるはずだったのが、1時間以上も長引くなんて。後に予定が入っているのに(プンプン)。
時計を見ないで話す(原稿を読み続ける)なんて論外。呼ばれてからモタモタ机の上を片づけて立ち上がり、のんびり前に出ていくのもマイナス印象。
(ついでに教員による発表者紹介も長すぎ。壇上に上がると話が止まらない職業病だ。私も気をつけなきゃ)。

他人の貴重な時間を割いてもらっているのだということを忘れないで。どんなにいい内容であっても、時間延長してはダレてしまう。とくに短時間の口頭発表だし、聞き手を意識し、分野外の聞き手にとって必要な基礎情報を最初に提示し、自論を展開して、最先端の面白さがわかった気分にさせてほしい。とにかく結論を明確にし、そのうえでしっかりと根拠を述べること。各分野代表として選ばれる人たちなのだから、できるはず。

そんななか、他分野で抜群に秀逸で面白かったのは、文化財学の発表。
島原城の復元案(設計図)を提示したのだけど、残された複数の資料から読み取って、幕府の目をかいくぐり、腰屋根にして実質五重・名目四重の天守にした、などと復元していくさまが、きわめて説得力あり。時間をキチンと守り、要点がしっかりしていたため、門外漢でもよくわかった。

その後 共同研究室に入れるパソコンとメモリ増設について業者さんと打ち合わせ

安定度からして、今入れるなら、VistaよりXPを勧めるとのこと。
学校のウィルス対策もま だVista未対応だし、今昔文字鏡もVistaでは動作保証がないらしいので、相談のうえXP搭載機に。
共同研究室にネットにつながるPCが一台しかなく順番待ちもあったので、設置されたら少しは混雑解消。
ついでに私もXP Proへのアップグレード版を注文しました。(Rboard延命対策であります(^^;;))自宅にも入れなくては。

その後、昨日つくった審査要旨を修正。明日、印鑑をもらいに回らなきゃ。

帰宅。これから主査分の卒論のうち2本は読む予定。

既に大まかには読んでいたのを、ノートを取りながら再読中。金曜日の口頭試問まで時間との勝負!

それにしても、授業修了からはや10日たつけど、自分の研究ができる時間がとれない。
ぽっかりと空いた時間に、考えたり調べたりしたい。はやく3月中旬になることを切望。

今日は研究室で洗い物をしていて、撫松庵の菓子皿を割ってしまう。がっくり(気に入ってたのに)。
もはやガス欠状態。燃料補給に、お芝居見たい。温泉行きた~い。(夢)  

2007/02/19

アクセシビリティ

Ichigodaifuku 今日もぽかぽか陽気。4月中旬みたい。
まだ顔面というか左下瞼ケイレンが続いてる。週末にだいぶ寝たのになあ。早く治ってほしいよ・・。

午前中は障害学生支援のための委員会に出席。全学のなので、本部で。
学校を移って感心したのは、障害をもった学生や高齢の学生への手厚い配慮。
障害を持った人がたまたま入学したら慌てて支援を考える、というのが大部分の学校だろうけど、ここでは、障害学生支援の専門の組織と制度とがしっかりあり、さらに改善を加えている。特色GPにも採択され、全国の大学の拠点校でもある。

「評価基準は変更しないが、情報の伝達方法を障害にあわせて変更し、障害学生にとって不利益にならないようにする」というのが基本方針。入学前や学期前に事前相談し、支援・配慮すべき事項を決めて、実行。
学期後は、受講体験を、当該学生と各学部の障害学生支援委員の教員、障害学生支援専門の職員と教員(場合によっては、学生ボランティア委員)も加わって検討し、課題があれば、次の学期に向けて改善する。
足の不自由な学生が学内を移動するための手段を確保したり、手が不自由な学生に関してパソコン筆記のため別室受験や試験時間延長を行ったり、視覚障害の学生のための拡大鏡等を各学部に貸与したり。個別の学生に応じて、さまざまな配慮が準備され、模索されている。
私も先日、他学部の学生が文学部教員の教養教育の試験を受ける別室受験の監督をしたけど、とてもよく考えられている、と実感した。

ただ、アクセシビリティリーダーとかユニバーサルデザインとか、長ーいカタカナ語が頻用されるのは、ちょっとね・・・。

午後は、学生相談のほかは、明日のための審査要旨案づくり。
こういう公的文書を作るのは本当に苦手。向いてないんだよね。
(年長者への手紙も、ハガキ1枚書くのも、我ながら信じられないぐらい時間がかかり、ダンナにいつもあきれられている・・。)
わずか1500字書くのに何時間かかったんだ。いくら親指シフトが優秀でも、文章が頭のなかにかけらもなくては、キーボードにおいた手が自動で入力してくれるわけではないから。。

2007/02/18

暖冬

暦の上ではもう春とはいえ、例年だと2月は最も寒い月。ところが今年は暖か、暖か。
あおりをうけて、子どもが楽しみにしていた「雪あそび」が中止に。

近所にある広島市の施設(あいあいプラザ)がもみのき森林公園で毎年実施していて、娘も小1から毎年参加していたもの。スタッフの方やボランティアのお兄さん・お姉さんとも顔なじみが多く、かわいがってもらっていました。
12日(祝)の予定が雪がなくて18日に延期、でもやはり雪がなくて中止決定。残念だけど、積雪ゼロではどうしようもないですね。

土曜は、娘がミニバスケの4年生大会に出場。初めて試合に出してもらいました。
2試合とも負けたらしいのだけど、本人は大満足。もっと悔しがればいいのに。

娘が試合で、ダンナも仕事の土曜日。WOWOWで取りためていた「12人の優しい日本人」を見る。
もし日本に陪審員制度があったら・・ということで、陪審員になった人たちの揺れ動く心がみごとに演劇的に描かれていて、さすが再々々演を重ねるだけの芝居。
個人的なミソジニー(女性嫌悪・不信)が投影されていたという部分も説得力がありました。

そういえば、最近、芝居や映画に行っていないなあ。
1月末に四季のファミリーミュージカルのチケットをとっていたのだけど、娘が高熱を出して行けませんでした。(学校を3日休んで、あのときはダンナと仕事のやりくりが大変だった・・)。
朧の森に棲む鬼」を見に行ってやる!ともくろんでいたのだけど、とてもだめ。
欲求不満です。
最後に見たのは、試写会で見た「バブルでGO!」(ばかばかしかったけど、楽しめました。バブル体験世代ですから。学生でオカネはなかったけど)。
何か見に行きた~い! 早く喧騒の日々が終わる3月半ばにならないかなあ。

2007/02/16

院試

まだ左目の下がヒクヒクして、気色悪い。口中に麻酔注射して、顔の神経がやられるなんてことがあるのだろうか。

さて、今日は大学院入試。
朝から課程や方式ごとに試験・面接を行い、ただいま終了。
9月に引き続いての2次で、9月もだけど、今年は内部からたくさん受験してくれてありがたいこと。いまや定員確保が至上命題ですからね。多くて、嬉しい悲鳴です。

このあと、夜は近代文学の追い出しコンパ。それまでまた成績つけであります。。。

昨夜は、ダンナと娘が、井上陽水奥田民生コンサートへ。(私は不参加。やはり広島県民は拓郎でしょ。・・というのはウソだけど)。
かなり年配の男性から若い女の子まで幅広い客層だったけど、さすがに小学生は他に見かけなかったらしい。

娘にとっては、クラッシック以外の大人のコンサートは初めての体験。
最後の方は総立ちになったらしく、舞台が見えんかった~とは言いながら、歌もMCも会場の雰囲気も、相当面白かったもよう。
私の後ろの白髪のおばさんが、手を振って、お尻をフリフリしてた
・・・いいなあ。

B000MGAX6Sダブルドライブ
井上陽水奥田民生
フォーライフミュージックエンタテインメント 2007-02-21

by G-Tools

2007/02/15

しょせんはモノさ

年末から歯の矯正を始めていて、2週間に一回、歯科へ通っている。
今日は、歯が動く余地を作るために、前歯の横幅を削ったらしい。あいかわらず麻酔に弱いのか、「軽く麻酔」のはずだったのに、何時間も口のしびれが取れなかった。それに、いまも目の下にチックがはしる。歯医者のイスに1時間半も座りつづけて、よほど疲れたのだろうか。トシだ。

人間ドックで検査を受けてるときにも感じることだけど、口のなかをいじくられていると、人間の身体なんてしょせんモノにすぎないんだなあ、としみじみ思う。
なんだか平成に入ったぐらいからの世相や事件って、人間のカラダはモノにすぎない、という感覚からきてるような気もするのだけど、どうだろう。

レポート採点の続き。
3年生の講義は、後期は、「潮騒」と「雁」。本当はもう一作やる予定で文庫を注文していたのだけど、品切れのため教科書に使える冊数の用意ができなかったと連絡を受けた。メジャーな作品でもよくあること。別の作品も急遽考えはしたものの、「潮騒」の映画を見たり、「雁」と金瓶梅や小青伝との関係なども話していたら、結局、2作で十分だった。

レポートは、毎年、より現代に近い作品が人気なので、「潮騒」で書く学生が多いかな?と予想していたのが、大外れ。「雁」の方が圧倒的に多し。
それにしても、授業で三島と別の作家を組み合わせると、他作家の方にレポートが集中するのはなぜ?? アタシの三島の授業がまずいのか、授業でしゃべりすぎちゃうのか・・・。ナゾだ。

2007/02/14

それから

Foggy

さて、今日は、 研究室待機を指定された時間があり(結局、なにごともおこらず、ホッ)、ずっとレポートを読んでいました。
今日中に採点を終わらせるつもりだっただけど、講義科目の方がまだ途中。

2年生の演習は、後期は漱石の「それから」。こちらの不注意だったのだけど教職科目と時間割が重なって、前期に比べて受講者数が半減。教職は来年に回してこっちをとる、と受講した連中ばかりだったので、意欲的に発言するし熱心。しかも人数が少なくて研究室で行ったので、院の授業みたいだった。

レポートは、まだ2年生なので未熟なところはあるし、論文の形式や文体になっていないのも気にはなったけれど、自分の読みを追求しようとする姿勢をみんな見せていたところがいい。まだまだこの時期はケレン味があるくらいがいいのだ。

発表で、「三千代腹黒説」を提示していた学生(♀)は、レポートでも思いっきりそれを展開。ただ、三千代の行動の背後の意図を想像し、それに主観的に「腹黒」というレッテルを張って終わってしまったのが残念。
漱石作品の女性たちは、美禰子にせよ、お直やお延にせよ、清子ですら、ときに悪女視され、その演技性が読み取られてきていて、そうした発想自体は珍しくはない。問題は、女性の行動の背後に何らかの意図を読み取り、それを「腹黒」だと認定すること自体の文化的な意味なのであり、読み手自身のジェ ンダー意識を追求することが必須なのだろう。
そこまでいければ、一面的な読みから脱して、もっと面白くなっただろう。

「それから」は、私も学部3年の演習で担当した思い出深い作品だ。先生が「代助の感性」という記念碑的論文を出された直後の授業だった。
私のグループは、ズーデルマンの「アンダイイング・パスト」(消えぬ過去)(グレタ・ガルボの映画『肉体と悪魔』の原作)との比較検討が課題で、坂本浩さんの先行論を超えるべく、懸命に読み込んだっけ。
今回の演習では1~2章ずつ読んでいったけど、各回に課題を出して全体として作品分析のさまざまな手法も学ばせるという演習のやり方は、その後自分が授業をする側に回ったときに、ずいぶんマネさせていただいた。

最初に勤めた大学で「それから」で授業をしたことがあって、そのときは三千代の側からの読みと代助とをぶつけていったのだけど、十数年ぶりに授業で読み直してみて、今回は語りや導入された社会的事件の方に関心が向いた。
それにしても、「それから」はやはり面白いし、うまい。私の漱石作品ベスト3は、「夢十夜」「それから」「道草」でずっと動かない。

4003101073 それから
夏目 漱石
岩波書店  1989-11

by G-Tools
B000BDJ0XE それから
羽賀研二 夏目漱石 小林・薫
東映  2005-11-21

by G-Tools

バレンタイン

Chocolate2 昼前まで大変な風雨でしたね。春の嵐。
昼からはぽかぽか陽気の春でした。

さて、バレンタイン。
浮世離れしちゃってて全然感じがわからないのだけど、まだ世間さまでは義理チョコなんぞを盛大に配っているのですかね。

私も院生の頃は、近代の他の女子学生と共同出資して先生に配ったりしてたっけ。
初めて勤めた大学では、最初の2~3年ぐらいは同じ学科の男性教員に配ったこともあった。(いやー、今から思えば信じられない。かわいい頃もあったんだ、私も。もう何年前だ??)だけど、すぐにバカバカしくなって、虚礼廃止。でも、配るのをやめた年には、もう春休みだったし、気を遣って14日には学校に行かなかったりしたっけ?
次に勤めた短大では、女性の副手が教員にチョコを配る習慣があったらしく、それまで男性教員しかいなかったところに私が入り、教員なのに一人だけ配らないのは気の毒だと思ったのか、私にも渡してくれた。今のように友チョコなんて習慣もなく、なんだかなあ、、と違和感があって、丁重にお断りした覚えがある。

今はもちろん配らないし、職場でそんなやりとりを他の方々がやっているのかどうかも知らない。ああ、いいのか、こんな浮世離れしていて。。

娘は、去年まではOくんに渡していたのに、今年は女の子ばかり7人に配るのだと準備していた。でも、昨日、先生が「チョコレートを学校に持ってきてはいけません」とお達しされたとかで、今日は学校から帰ってきてから、配りに回ったらしい。代りにもらったチョコを持って帰って喜んでいた。
このあと、年々、彼女がどうなっていくのか、密かに楽しみ。

2007/02/13

若者よ!

先週で授業が終了して、今日から春休み、まとまったお仕事・・・のはずなのだけど、一日じゅう会議してました。

朝 : 教務委員会。2時間15分。今日は短かった部類。
昼休み : 新入生オリエンテーションキャンプ(通称オリキャン)の学生たちとの打ち合わせ会。4月末につきそい教員をやります。
午後 : 来年度前期のオムニバス授業の初回打ち合わせ会を私の部屋で。呼びかけ人として招集。 そのあと、学生相談。
夕方 : 某秘密会議。なぜか私の部屋で。

2月は、口頭試問やら会議やらで、ずっとこんな調子。私は手帳に学校関係の仕事は青で書き込んでいるのだけど、2月は文字通り真っ青。
なんだかなあ。

私立だと研究日がハッキリしていて、制度上、出校しなくてよい日があったのだけど、今の学校は建前上は全員毎日出校することになっていて、でも実際には授業の無い日は出てこない人も多い。他分野だけど、授業を一日にまとめてしまって、会議がなければ週に一度しか出校しない人や、しょっちゅう出張で休講な人もいるらしい。
私なんぞ、先週、先々週と、月曜から土曜まで毎日出勤。学校にいる間は、授業・会議・ペーパー読み・添削に、人が尋ねて来るはで、てんてこまい。。
別の学校の方のブログに、自分ばっかり忙しい気がしてくる、みたいなことが書いてあったけど、まさに! もちろん、もっと忙しい方々もおられるのだけどね。
どうやって時間をひねり出すか、の世界。まとまった時間が切に欲しい。

面白いこともあって、今日はレポートの〆切日にしていたのだけど、レポート袋の中に、DVDが一枚混じっていた。他学部から受講しに来ていた映画研究会の学生が、「見てください」と、レポートと一緒に入れていたのだ。

早速拝見。13分の短編映画で、面白かった。
平穏な日常、孤独というほどきついものではないけど、寂しい、満たされない思い。そんななかに混入する幻想。そんな展開が、結末で一転、不条理な暴力でシュールに終了。

なんだかよくわからないところもあったのだけど、面白い。若いって、いいなあ。無限にパワーを持っている。。
DVDをくれた学生は、監督・脚本で、最後の方は白塗り(!)で出演も。昨年、やはり他学部から私の授業をとりに来ていた学生も出演しているのを発見。類は友を呼ぶ!?

Rboardのこと

Rboard_2 昨日・今日の連休は久々に学校に行かなくていい日でした。(研究者の生活じゃないよな・・・)。
なので、昨日は、リュウドにメールを書いて、Rboard Pro for PCがWindows Vista対応をしてくれるように懇願しましたよ。Vistaの発売日が報じられ、親指シフト・キーボードの名機がいつまで使い続けられるか、昨夏ぐらいからずうっと心にひっかかっていたのです。
ときどきホームページをチェックしていたのだけど、「Rboard Proシリーズはサポートを終了しました。」の文字は動かない。。

時間をかけてメールを書き、とにかく切々と心情・窮状を訴えました。
休みなのに、翌日の今日にはリュウドから返事が届き、「誠に申し訳ございませんが、ご承知の通りRboard Proはすでにサポートを終了しており、今後のアップデート提供予定はございません。」とのこと。
予想はしていたけれど、かすかに期待もしていたので、ショック。

昨日、メールを送ったあと、たしか親指シフトウォッチさんにRboardの記事があったはず・・と拝見していたら、 ありました。弁理士の日々さんの記事でした。

私が使っているパソコンキーボードは、RboardProという親指シフトキーボードで、すでに発売が中止されており、サポートも終了しています。このキーボード用のドライバーは、Windows2000, XPのものは入手できますが、その次のOSに対応する予定がないのです。従って、Windows2000, XPのサポート終了と同時に私のキーボードの寿命が尽きる可能性があるのです。
キーボードそのものは、職場用、自宅用の他に予備を含め、合計3台のRboardProを持っているのですが、それらが物理的に寿命を迎える前に、ソフトの面で寿命が来てしまうかもしれません。

ひょっとしたら、誰か奇特な人がVista用のドライバーソフトを作ってくれるかもしれませんが、あまり期待できません。

今のキーボードが使えなくなった時点で、今のキーボードと同等あるいはそれ以上の使い心地を有する親指シフトキーボードが手にはいるのかどうか、絶滅危惧種である親指シフトユーザーの悩みは尽きません。

まったく同感です。
一日のうちの本当に多くの時間に触れて過ごしているので、愛機というか、もう道具というより、手指の延長みたいなもの。そんなキーボードの継続使用が確信できない状態なのは本当に心配。
もちろん、富士通の親指シフトキーボードを使うなり(実際、持ってますし)、エミュレーションソフトを使うなり、他にも親指シフトを使う手段があることはわかっているし、万一のときには変えざるをえないのだけれど、やはり愛着があって慣れていて使いやすく、自分にとって最良だと思える環境が保てるに越したことはないのです。

そして、弁理士の日々さんにトラックバックしておられる手の届く範囲だけでもなんとかしたいさんの記事も拝読。

 私はReudo社製の親指シフトキーボード、Rboard Pro for PC(標準価格:49,800円)を3台所有しており、2台を愛用、1台は箱のままで将来への財産として保管しています。史上最高の親指シフトキーボードであることは疑いないと思っています。

 Windows Vistaが出て一番の懸念は、このキーボードが使えなくなることです。とりあえずWindows XPと同様の手順でインストールを試みました。ソフトのセットアップは普通にでき、WindowsXP対応モジュールの導入は互換モードを駆使してクリアしましたが、ドライバの更新がどうしてもできません。

 Rboard Pro for PCはとっくに販売中止、2004年3月でサポートも中止されていますが、発売後のWindows XPへの対応はしてくれましたし、Rboard for Keitaiにも親指シフト版を作ってくれた熱いハートのある同社のこと、必ずやVistaへのドライバ対応を考えてくれているはず……と、問い合わせてみました。

 すぐに返事をいただきました。ありがとうございました。しかしその内容は、サポート終了を知らせるとともに、開発・サポート担当者も退職しているというものでした。。。

「orz」という表現があります。膝をついて四つん這いになり落胆している図です。普段私はこのような絵文字の類は使わないのですが、今回ばかりはこの絵がぴったりの心境です。

 このままでは全国のRboardユーザ(当然多くの方はいろんな分野で一流のはず)はVistaへ移行できません。あとの頼みはユーザーの声だけです。Rboardユーザーで賛同される方がいらっしゃいましたら、ぜひリュウド株式会社さんに頼み込みましょう。

# それでもだめならドライバ自作のためWindowsをいちから勉強するか、でなければ大規模投資組合を作って同社に投資し、ドライバ対応を実現させるか(笑)。

追記 Windowsの寿命(弁理士の日々さん)にトラックバックを送らせていただきました。Rboardユーザは3台買う人が多いみたい?ひとつ5万円のキーボードですからね。

皆さん、11月の時点で動き出しておられたのですね。
リュウドの開発者が退職という情報もキツイですが、実際にVistaを導入してRboardが動かないと判明したという情報で、さらにショックです。まさに、orz。

私もお二人と同じく、自宅・職場用と予備(これまた同じく、まだ箱入り娘状態)の3台を所有しています。キーボードを別に3台も買うなんて、パソコン付属のキーボードを使っている方にとっては理解不能なことでしょうし、私にとっても安い買い物ではなかったけど、とにかく使いやすくて愛着があって買い増していきました。

何とかXPをギリギリまで使って延命するしかないのかなあ。。
こうなってみると自宅のパソコンを9月に換えたのは正解だった。だけど、職場用はもう少ししたら更新時期だし、自宅だっていつまでもつか。。

OYAYUBI-FANの掲示板でも、リュウドに問い合わせした方を発見。
何とか多くのユーザーが声をあげて、リュウド社さんが動いてくれるとよいですね。
それがダメなら、「大規模投資組合」に私も入ります!

確かに心配ですが、これまでの経験(Rboard Pro for PCは、Windows 3.1(!)の頃から使えました)からして、何とかなるのではないかと、根拠はないですが楽観的です。

この親指シフトウォッチさんの楽観説を信じたい!今日この頃なのであります。

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

twitter

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

DVD

  • 春の雪
    :
    春の雪
  • 憂国
    :
    憂國
  • 炎上
    :
    炎上
  • 午後の曳航
    :
    午後の曳航
  • ラビリンス 魔王の迷宮
    :
    ラビリンス 魔王の迷宮 コレクターズ・エディション
  • きみはペット
    :
    きみはペット DVD-BOX
  • 野田版 研辰の討たれ
    :
    歌舞伎名作撰 野田版 研辰の討たれ
  • 阿修羅城の瞳 舞台版(2003)
    :
    阿修羅城の瞳 映画版(2005) & 舞台版(2003) ツインパック

CD

  • 曽根麻矢子 -

    曽根麻矢子: バッハ:ゴルトベルク変奏曲
    最近のお気に入りは、曽根麻矢子さん。「イギリス組曲」や「イタリア協奏曲」も素敵ですが、やはりこの1枚がおすすめ。丁寧な演奏と美しい音質にとても好感がもてます。

  • ヨーヨー・マ -

    ヨーヨー・マ: ヨーヨー・マ ベスト・コレクション
    「リベルタンゴ」やバッハの無伴奏も入っているので、ヨーヨー・マで一枚だけ、となると、やっぱりこれかな。。それぞれのアルバムで聴きたいところですけどね。

  • Yo-Yo Ma with The Amsterdam Baroque Orchestra & Ton Koopman -

    Yo-Yo Ma with The Amsterdam Baroque Orchestra & Ton Koopman: Vivaldi's Cello
    知性と穏やかさの感じられるヨーヨー・マの演奏。これは、よく聴くアルバム・ベスト3の一つです。

  • 春風亭小朝 -

    春風亭小朝: 小朝の夢高座Op.1「牡丹燈籠 ― 御札はがし」
    うまい! 何でこんなにうまいんだろう。落語家につける形容詞じゃないけど、スキのないうまさを堪能できる。もっとCDを出してくれることを切望。

  • のだめオーケストラLIVE!
    のだめオーケストラ・東京都交響楽:

    「のだめオーケストラ」LIVE!

    娘がピアノの練習を嫌がらずやるようになった、ありがたーいCD。2-2の2小節で間違えるバージョンがことのほかお気に入りの様子。クラッシックの入門編として。
  • Best of Bowie(US)
    David Bowie:

    Best of Bowie (Bonus CD)

    とりあえずデヴィッド・ボウイを聴きたい方へ。変遷を手際よくたどるのに好適!
  • Labyrinth
    Original Soundtrack:David Bowie:

    Labyrinth: From The Original Soundtrack Of The Jim Henson Film

    映画「ラビリンス」のサウンドトラック版。音楽的にもなかなかよい。バブバブ言っているのがボウイだと想像すると微笑ましい。
  • バッハ:ブランデンブルグ交響曲5番
    トレバー・ピノック/イングリッシュ・コンサート:

    Bach: Brandenburg Concertos Nos. 4-6; Triple Concerto BWV 1044

    硬質なカシャカシャとした音が、バロックにとても合っていて、気分が落ち着きまする。
  • Karajan Spectacular
    カラヤン:

    Karajan Spectacular

    そうは言っても、「ワルキューレの騎行」は、クナよりもカラヤンをとりたい。
  • ワーグナー:名演集
    クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル:

    ワーグナー:名演集

    「すばらしい」の一言。夾雑物が何もなく、ワーグナーの音自体が見事に立ち上がってくる。