映画「ハチミツとクローバー」
公開終了前にかけこみで、夏休み終了直前の娘と一緒に、映画「ハチミツとクローバー」を観てきました。(8月31日、シネツイン1)。
・監督:高田雅博
・脚本:河原雅彦、高田雅博
・櫻井翔(竹本祐太)、蒼井優(花本はぐみ)、伊勢谷友介(森田忍)、加瀬亮 (真山巧)、関めぐみ(山田あゆみ)、堺雅人(花本修司)
「青春」ですね。
芸術表現を模索しながらそれぞれの恋にくったくしている5人の美大生と、それを見守る教師。絵に描いたような青春模様だけど、よかった。
キラキラして、私は永遠に失ってしまったけど、かつて確かにそこに居たのだ、といった感じ。(でももう、私は「花本先生」の側なんですね。堺雅人みたく癒しの微笑みは浮かべられないけど・・。文学研究というのも、実学ではないし、一種の美学ではあるので、群像がとても身近だった)。
娘も楽しんだようです。あやつも、いつの日か(10年後ぐらいだ)、あんな青春時代を過ごすことになるんだなあ。私はそれまで生きていられるのだろうか・・。
天才少女に恋してしまい、恋敵も強烈なオーラをもって世に出でんとしている先輩。
しかし自分は未だ未来も見えず、、そんなフツーの青年・竹本の恋をめぐる屈託、凡人であることの悩みが、よく描けていたと思う。(もちろん、竹本だけではなく、はぐ、森田、真山、山田、役者それぞれがはまっていた。)
原作マンガは、予餞会のときに卒業生がプレゼントしてくれて、第1巻だけは読みました。
![]() |
ハチミツとクローバー (2) 羽海野 チカ by G-Tools |
今回、映画館で第2巻を購入(サロンシネマ/シネツインの売り上げに貢献せねば・・。しかし、娘に取られてしまい、私は未読であります(^^;;))。
(いま第9巻まで出ているようですね。)
なので原作を読み切っているわけではないし比較はしきれないけど、でも、原作の世界観を生かしつつ、映画独自の味わいもあってとてもよかったと思う。ただ、ラストがちょっと安直だったかな。(最後は、はぐが竹本に声をかけなくては収まりがつかなかったのはわかるのだけど。)
でも、可憐な青春映画でした。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント