〔案内〕公共図書室から一時消えたジェンダー関連本150冊展
ひろしま女性学研究所より案内が届きました。
---
公共図書室から一時消えたジェンダー関連本150冊展
-しのび寄るジェンダーバッシング-
-なぜ起きた!? 福井発・焚書坑儒事件-
福井県生活学習館(男女共同参画・生涯学習の拠点)は、今年3月、福井県男女共同参画推進員の1人である男性が『内容が過激で不適切』とするリストを作成し排除を求めたのを受け、書架から153冊を撤去した。それはまさしくフェミニズム・ジェンダー関連本だった。
ただちにその撤去対象になった本の著者である上野千鶴子さん(東京大学教授)らは情報公開、住民監査請求などで抗議行動を展開。県は真っ黒に塗りつぶされたリストを提出。その対応に抗して上野さんらは提訴を予定していたが、県が急遽全面公開したため提訴を取りやめ、8月26日には抗議集会を開催した。
推進員は更に37冊の撤去を求めていたことも判明。抗議運動がなければ190冊のジェンダー関連本が、公共図書室から消えることになっていたわけだ。しかしこれは福井県だけの問題ではないだろう。
今回はそのバックラッシュ派が消そうとした本を展示し、なぜ彼らはこの本を『危険』としたのか、その背景には何があるのか、そして私たちはこの事件から何を汲み取っていけばいいのか、じっくりと本を手にとって考えていただければ幸いです。
展示場所:ぎゃらりぃ茶房f
展示期間:9月28日(木)~10月17日(火)
展示時間:11:00―19:00
展示期間中「今だからこそ読んでおきたいフェミニズム・ジェンダー関連本」を半額で販売いたします 。
---
※この件に関しては⇒⇒みどりの一期一会 が詳細
公共施設が、何やってるんだろ。
バックラッシュ勢力を推進員に置いたことじたい驚きだけど、声の大きい人に思考停止状態で追随しちゃう体質、男女共同参画の拠点としての気概のかけらもない人間がその職に張り付けられていること、しかも館長の留守を狙って無断で撤去してしまうという姑息さに、とにかく脱力しちゃいます。。
![]() |
「ジェンダー」の危機を超える!―徹底討論!バックラッシュ 若桑 みどり 皆川 満寿美 加藤 秀一 by G-Tools |
・・・と紹介したあと、しばしひろしま女性学研究所のホームページを覗いていたら、なんと、たかおさん、大学院に入られるのですね!!
おめでとうございます!
RAA(特殊慰安施設協会)の研究がまとまること、期待してます!
« 「潮騒」一挙5本! | トップページ | 杉村春子生誕100年記念講演会 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント