暑い2
今日は岐阜で気温が38度を超したそうだけど、広島も8月に入って連日34度以上の猛暑が続いている。
そんななか今週もまじめに仕事してました。月曜は大学院のオープンキャンパス、火曜はAO入試業務、水曜は障害学生支援関係の会合、木曜は学部のオープンキャンパス(会場への誘導係と個別相談)、で、昨日・金曜は会議が3つ。私などは最末端で形而下的なことをこなしているだけなのだけど、学校というところ、以前に比べれば仕事量は格段に増えているもよう。
あいまにレポートをボチボチ読み始めたのだけど、他の仕事が入って再度レポート読みに戻ると採点基準の感覚がわからなくなってしまい、採点済みの分を読み返したりして、結局、来週、終日時間がとれるときに一気に読むことに。できるかぎり公正に採点したいから。
いちおう夏季休業中なのだし、早く自分のための読書と書き物を落ち着いてやれる時間をとりたいものですなあ。来週中には何とか。
それにしても、こう連日暑いと、娘を見てもらうために父親に来てもらうのが申しわけない。
ふだんは全くエアコンを入れないわが家だけど(扇風機すら出していない(^_^;)、娘に、「おじいちゃんがきたら、窓を閉めてクーラーを入れてね」と言って出かけるのだが、帰宅してみると、やはり窓全開。
そもそもエアコンの効きも悪いのだ。前の家にサービスでつけてもらったもので、もう13年になるし、何回かクリーニングはしてもらったけど効果なしだし、そろそろ替え時か?ということで、購入決定。ダンナが買いに行き、今日は私が家にいて取り付けでした。
2時間ぐらいかけて取付工事をしてもらい、試しにつけてみると、いやあ快適。パワーはあるし、自分でクリーニングしてくれるし。
(でも、もったいないので、すぐ消しちゃいました)。
これで、父に来てもらっても大丈夫だ。
さて、先日、見た「かもめ食堂」の原作本を、本当にダンナが買ってきたので、私も読了。
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かもめ食堂 群 ようこ 幻冬舎 2006-01 by G-Tools |
ここのところ授業でも映画と小説の比較を扱っているのだけど、この作品は、映像と小説ともにそれぞれの特質が表現されている。
小説では、映画に描かれていなかった、サチエがフィンランドへ渡るバックグラウンドが丁寧に書かれていた。映画を見ながら、店を出す資金はどうしたんだ??と疑問だったけど、読みながら、今どきそんな手を使っていいのか?と思わされましたが、まあ、こういうテイストの作品だから許されるのでしょう。そして、 群ようこらしい、語りのほのぼのとした味わいがいい。ただし、結末が少々そっけなかったかな。
対して、映画は、そうした情報はいさぎよく切り捨てて、北欧の映像美と、小林聡美らのキャラクターのかもしだすユニークな世界観を生かして作られていた。
映画のために書かれた小説ということで、流行りのメディアミックスではあるものの、作られたあざとさは感じられず、こういった小説の書き方もアリなのかなと思わされました。
それにしても、この暑さ。涼しい北欧にいるサチエさんたちがうらやましい。
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