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2006/03/31

年度末

いよいよ今年度も今日でおしまい。
来週からの新年度に備えて、今日は年休をとっておりました。でも、なかなか書けず。買ったまま積んでいた本を少し消化。

Bcake実は誕生日だったりもしますが、この歳になると、めでたくもなし、もうどうでもよい気分。数日前の娘のバースデイに実家の親を招いていたのに差し障りができて今日に延期したものの、私の誕生日というのは形式上、実質は娘のお祝い(ケーキのローソクを吹き消したのも娘)。〔ケーキに花火をつけてみました↑〕。

Sausage 娘が作ったスパイシー・ソーセージがメイン。図書館で借りた「ひとりでできるもん」の料理本に載っていて、先日作ってみておいしかったので、今日も登場。返却してしまったので記憶に頼りながら作ったのが、じじばばに褒められて、得意気。〔←これは先日の写真〕
早く料理が作れるようになるといいなあ。両親が仕事から帰ったら夕飯ができている、というのが夢ですね。

さて、年度末、ということは、娘の学童保育は今日で終わり。広島市では、学童保育に通えるのは小学3年生まで。今日は最後の日だったと、ちょっぴり淋しそうに帰ってきました。
これで、育休明けの1歳と4日で保育園に通い始めてからの、長ーい「保育」生活ともお別れ。本当に本当に、親子ともどもお世話になりました。大事なことはみーんな保育園(&学童保育)に教わった、って感じです。先生方には大感謝。どうもありがとうございました。

で、4月。週明けから、どうしよう・・・。オリエンテーションが始まって、怒濤の忙しさになるので、学童保育に預けられないのは、ホント途方にくれちゃう。
娘の始業式は6日で、その日は9時40分に帰宅(T_T)。給食開始が11日からで、それまでは午前中で帰宅。子どもを狙ったいたましい事件は頻発しているし、一人にしておくわけにもいかず、親に頼ることに。娘の春休み期間は、早朝、実家に連れて行き、仕事が終わるとピックアップして帰る。小学校が始まったら、帰宅時間に迎えに来てもらい、仕事帰りに連れて帰る。
(もうこうなったら、電車+バス通勤をやめて、車で通勤の方がいいのかな。その方が時間は確実に短くなるのだけど、運転は疲れるし、本を読めないのもイタイ。)

給食が始まってからも、ミニバスケの練習で遅くなる日はともかく、残りの日をどうするか。とりあえず、週に1日、ダンナも私も遅くなる日は、実家の父に来てもらうことにした。
新年度の生活を模索しつつ、年度末の一日が終わる。

2006/03/30

三寒四温

Yuki なかなかすぐには春満開とはいかない。
ポカポカ陽気が続いていたのに、昨日は冬に逆戻り。職場では午後になっても雪が残っていた。
今朝は春の嵐で窓ガラスに雨が叩きつけられ、午後は晴れたものの気温は低く、夕方からは再び雨。早く本格的な春になってほしいなあ。

  ★  ★  ★

Balloon_fish さて、今週の月曜日は、入試の代休を使って下関へ。
娘さんと一緒にどうですか、と近代の学生たちから誘われて、日帰りふくツアーに便乗させてもらったのだ。
娘に「温泉に入って、フグ食べるんだって。行く?」と聞くと、「行く行く!  フグ、食べてみたい」だって。フグぐらい食べさせたことあるだろ、と思ってたけど、そう言えば私も久々だったかも。
Fukutour春休み、どこにも連れていってやれないので、ありがたかった。

新幹線の新下関駅(何年前にできたんだろ。昔、梅光で学会があったときには、小倉から在来線で下関まで戻った記憶がある)から、送迎バスで旅館へ。
みんな、温泉に入ってピカピカになっておりまする。フグ刺しのほか、フグチリやから揚げなどで、満腹満腹。温泉の力とフグのコラーゲンで、お肌もつるっつる。

Fukutour2 その後、唐戸まで宿のバスで送ってもらって、海響館へ。
以前の勤務校で2年続けて新入生オリエンテーション合宿(西長門-下関-門司港レトロ)で行ったことがあり、懐かしい。
さすがに本場、フグの種類が多い。マンボウもフグの一種だと初めて知った私は無知?
ぼーんやり魚を見てると、飽きないなあ。

久々にのーんびりできました。
特製パンフまで作って、企画してくださったみなさん、お世話になりました。娘の子守もありがとうございます。(「フグっておいしいね。また行きたい」だって)。

  ★  ★  ★

職場では新学期の準備。
4月から、教室主任+教務委員+障害学生就学支援委員で少々忙しくなりそう。先日、引継をしてもらったけど、午後1時から6時過ぎまでかかった。以前のように助手がいないから、細々したことまで全て教員がしなくてはいけない。とりあえずガイダンス用の資料などをボチボチ手直しして作っているが、実際には動き出してみないと、わからないことも多い。

障害学生就学支援関係の仕事をわからないなりに始めてみて、テキパキ仕事をされるスタッフにあたった。
ちょっと煮詰まっていたときに、「一人一人の事情に合わせて、なるべくみんなが楽にできるように模索すればいいと思うんですよ」という一言に救われ、ずいぶん気持ちが楽になった。

まだ2度ばかり電話で話しただけの若い女性(声での判断)なのだけど、おおらかで温かみがあって、仕事はキチンとして信頼できそう。
・前例主義・官僚的ではなく柔軟。
・約束を守る。
・頭の回転が早い。
・熱心に仕事に取り組むが、突っ走って汗をかくことを誇ったり人に強要したりすることはなくて、うまーく力が抜けている。

こういう人がいいですね。
最初の電話や初対面で話をして、あ、この人とならうまく仕事できそうだ、という感触をもてる相手がたまにいて、そういうカンはたいてい当たる。これから委員会などでお会いするのが楽しみ。

  ★  ★  ★

教養ゼミの学生(1年生=新2年生)がときどきやって来る。成績開示と配布物のために面談することになっていて、3月初めに面談日を設けていたのだが、実家に帰っていたりなどで面談日に来られなかった学生が新年度を前にポチポチ来るのだ。
前期には毎週授業で会っていたのだが、後期は授業がなく、半年会わないうちに、誰だかわからないくらい雰囲気が随分変わった学生が多い。高校出てすぐの状態から、大学生らしく。1年生の夏休みあたりに脱皮するのだろう。

若い人の成長や変化を目の当たりにできるから、教師稼業はやめられない。
卒業生を送り出し、面談をしているうちに、また新しい学年が始まるのだなあ、と思わされる春である。

  ★  ★  ★

先日、半分だけ見た「決闘!  高田馬場」中継の続きを見た。
面白い!  三谷戯曲お得意の人情に、早変わり含めた歌舞伎の技とケレン味が加わって、活気にあふれた新作歌舞伎。ふつうの三谷戯曲だと死ぬはずのない勘太郎の大工を、安兵衛が殺しちゃうところが、歌舞伎なのだ。
染五郎さんは相変わらずステキだけど、今回株を上げたのは亀治郎さんでした。
娘は、「パパパ、パパパ・・・」と歌っておりまする。たしかに耳について離れない曲だ。
ただやはり、舞台はナマで見なきゃね、とも思わされ。

とは言いつつ、迷っていたWOWOWは継続することに。
勧誘の電話がかかってきて、無料お試しの15日間がもうすぐ終わるが、この電話で申し込んだら6月末まで無料期間が延長される、7月から見る気がなければ6月末までに断ってくれたらいい、と丸め込まれたのだ。
なんだかまんまとノセラレタ気もするけれど、ステージを見られるのはありがたいし、あと3カ月続けてみることに。

4月の目玉は「志の輔らくご」かな。快作「はんどたおる」はCDで聞いたことがあるだけなので、演じる姿を見られるのは楽しみだ。

2006/03/26

春の一日

bday3娘の誕生パーティを開く。本当の誕生日より数日早いけど、集まりやすい日曜日に。娘は誕生日に友だちを呼ぶのは初めてのことで、だいぶ前から興奮状態。

昨日から二日がかりで、一家総出で(3人しかいないけど)ゴミ箱状態の家を、人が入れるように?掃除する。昨年暮れに大掃除できなかったので(私のせいであります。反省)、ちょうどいいと言えばちょうどいい。
ただ、今回の掃除の重点は娘の部屋とリビングなど公共空間。で、リビングにたまりにたまって積み重ねていた本やら雑誌やら未整理の切り抜きやら手紙類やらを、自分の部屋に引き揚げたため、現在、私の机の上はガチャガチャ。早く整理しなくちゃ、書き物ひとつできないのたが、今日は掃除にかける精力を限界まで使い果たして気力がわかず、ガチャガチャのまま届いた本など読んでいる始末で、トホホな状態である。まあ、坂口安吾の部屋だと思うことにしよう。

さて、誕生会の方だが、娘は、最初は女の子2人・男の子2人(兄弟)を招く予定だったらしいのだが、女の子が2人増えて、娘を入れて子どもが7人。
bday2いやもう、そのにぎやかなこと。(ここ、文珍さんの落語の語り風に。鳴り物もほしいところ)。
一番受けていたのは、一列に並んでクラッカーを鳴らすこと。やっぱり気持ちいいのだろう。

また、子どもたちに餃子を包ませたり(焼くのは私)、ダンナと一緒に野菜や果物をピックに刺してツリー型に作らせたり、参加型にしてみたのだけど、みんななかなか餃子作りなどもうまくて、家事もやっているんだなと感心する。
bday まあそれにしても、子どもは、ベランダをかけ回っていたかと思うと、突然、外で敷物も敷かずにボードゲームをおっ始めたり、突拍子もない。
性格も色々だし、個性があって面白い。(たまごっちを6個も持ってきた子もいる。一人でそんなに育ててどうするんだ!  突然、「あ、今、たまごっちがウンチした」などとつぶやくのだ)。

保育園の頃からの娘の友人たちには、久々に会って成長ぶりが楽しい。初めて会う子たちも、いい感じ。
しかし、うちの娘は、きわだって子どもだ。よそのお子たちはシッカリしてるよ。3月末の生まれ、というだけではなさそうだ。女の子として育てないと、中性、というか男の子っぽくなってしまうんだろうな。

また、プレゼントは持って来ないでね、ということにしていたのだけど、持って来た子たちもいて、親御さんに気を遣わせたなあ。。難しいところ。
ともかく終わったあと、ダンナと、我々にしてはよくやった、と自画自賛する。しかし、疲れた(ほとんど掃除疲れ)。慣れぬことをするものではない。が、家もきれいになってよかった、よかった。

★  ★  ★

午後遅く、新幹線口へ旅立つ人の見送りに行く。
一年間、お疲れさま!  今後の活躍を祈っています。

★  ★    ★

夜、3人で、PARCO歌舞伎「決闘!  高田馬場」の生中継(を録画したもの)を見る。
あいかわらずの染五郎さんの色気!

(WOWOWの15日間無料お試しを利用して録画したものだ。3月下旬はNODA MAPもあったし(「走れメルス」があまりに懐かしかった・・)、ステージをこんなに見せてくれるのは魅力的だよな。ただ、なかなか見る時間がとれないのだよね。有料で続けるかどうか、もうちょっと悩むことにします。)

見た、とは言っても、娘の寝る時間があるため、半分ぐらいで今日はおしまい。残りはまた今度。
娘はすっかり歌舞伎に惹かれたようで、「ナマで見たかった!」とナマイキを言う。東京に行かなきゃ見られないこと、そもそも人気公演でチケットが手に入らないこと、など説明するのだが、親だって「ナマで見たかった」のだから説得力に欠けることおびただしい。
ホント、芝居はナマで見たいよな。

2006/03/24

卒業

bouquet 昨日は卒業式。
大学全体の式のあと、午後から研究室で、卒業・修了証書の授与。
夜には市内に出ての謝恩会。
着飾って普段とはちょっと違う顔に、巣立っていく喜びと別れへの一抹の寂しさも浮かんでいる。

新任の私が3年生から担当した学年で、ずいぶんあなたたちには助けられた。まとまっていて、気分のいい学年だったよ。
色紙をありがとう、ほっこりしました。大切にします。

卒業、修了、おめでとう。これから先、色々なことがあるだろうけど、きっと大丈夫。幸多きことを祈っています。
そして、残念ながら今回は旅立てなかったあなたも、とても立派な態度だった。しっかりやっていこうね。

2006/03/21

春分の日に

昨日の夜は娘を実家に泊めてもらっていて、今朝、車で迎えに行った。
実家に行くために渡る橋が、休日の朝だというのにひどく混んでいて不思議に思っていたのだけど、今日は春のお彼岸だと気付いて納得。広島といえば安芸門徒。熱心な真宗信者の多い土地柄で、みなさん早朝から墓参りに来られているのだ。

実家のある三滝は、市内でも有数の墓地公園。墓地といっても、湿っぽく暗いイメージは皆無。お墓が南向きの日当たりのよい斜面・市内を一望に見渡せる一等地にある。そして、みごとな桜の木が多く、これまた市内でも有数の花見の名所でもあって、よその方が聞くと驚かれるのだけど、春になると(もうじきのことだけど)墓地で花見をする人々でにぎわう。

さて、なぜ娘が預けられていたのかというと、昨夜は、ダンナも私も職場の送別会があったため。以前は、二人の行事もずれていたから空いている方が娘を見ていたのだけど、学部が異なるとはいえ勤務校が同じになってから、入試業務やら何やら常に行事が重なってしまい、必然的に娘を預けざるをえない日が激増。数日後も卒業式・謝恩会が同じ日にあるために、預かってもらう予定。まったく実家には頭が上がらない。

さて、昨夜の送別会。今年は定年退職の方が多く、会のほとんどが送別のスピーチに終始。(司会者が焦って、登壇した方々に巻くように指示していたけれども効果なし(^_^;  教師は話だすと長い人が多い・・)。
話を聞きながら色々と自分の生き方についても考えさせられた。

退職される方と関係の深かった方が、紹介を兼ねた送別のスピーチをし、その後、退職者が話をされる。それぞれの性格もあって、大爆笑の話もあれば、感極まって声をつまらせる場面もあったけど、話を聞きながら共通して印象深かったのは、時間の使い方と、意欲(野心)の力。

例えば、30冊以上の本を出してこられたI先生は、仕事が早く、メールを出したら5秒後に返事が来る、と紹介があった。それを受けて、I先生は、私は早くやらないと忘れてしまうので、「~の件をお願いします」といったメールが来たら、「了解しました」、だけですぐに送信するので、「5秒で返信」の神話ができてしまった、と笑われた。そして、これまで出した本は依頼仕事が多くて共著も多いので、退職後はあと2~3冊は単著を出したいとスピーチ。
他の方についても、飲み会のあとも原書を読んでおられた、几帳面なところと手抜きするところがハッキリしている、といった紹介や、これからは大学の仕事を離れることができるので物書きに徹します、といった宣言が続いた。

やはり時間の使い方しだいだなあ。
「5秒で返信」の話を聞いて思い出したのは、別の大学の某分野の大家の方の逸話。いつもハガキを持っていて、手紙が来たらすぐに大まかな字でパッパと書いて返事のハガキを出す、人と一緒に歩いていてポストの前に来たら人を待たせてポストの上でハガキを書いて投函した、といった話。
仕事ができる人は、仕事が早い!  本質的ではない事案に時間をかけないということなのだろう。

ともかく、今年退職する年齢層の方々が油ののりきった頃は、大学も今よりものんびりとしていて余裕があったのだろうけど、それだけではなく、それぞれ工夫しながら時間を有効に使ってきたからこその業績なのだ。
それと、意欲。よい意味での野心。他人にへんな遠慮はしないで自分を押し出し、エネルギッシュに生きている感じ。
退職するまで私はあと何年で、どれだけのことができるだろう、なんてことを考えさせられた。大切に生きよう。もういい年だし、もうちょっとワガママに生きても許されるのかな?  まだかな?  まだだろうなあ。(十分ワガママじゃん、と言われそうだけど)。
とにかく、こまぎれの時間をいかにうまく使うか、だな。(こんな駄文を書いてる場合じゃない?(^_^;)
そして3つのひの話じゃないけど、ひるまない、自分に自信を持つことも大切。(でも、それが難しいのよね)。

・・ということで、とりあえずは時間管理のための手帳(フランクリン)。新年度からは、ウィークリーに変えてみることに。今年度使ったデイリーもよかったのだけど、そんな感想はまた今度。

2006/03/19

チケット狂詩曲

今日は、「白夜の女騎士」の一般発売日。
ダンナも私も、5月の学会にあわせて見たいと思っておりました。それぞれ別の週の土曜日夜狙いであります。

しかし、もちろんジャニーズのファンクラブに入っているわけではなく、コクーンのチケットメイト会員になったのも出遅れ、ぴあのホームページにも一般発売のことすら公示してなくて、ほとんどチケットがないことも予想され、(野田戯曲、蜷川演出、松潤主演ですから)、まあ、まずムリだろうと思いつつ、10時から電話。

ダンナは自宅から、私は近所の公衆電話から。一般発売日に電話をかけまくるなんて、いったい何年ぶりだろう・・・。
予想通り、「おかけになった電話番号はただいまかかりにくくなっております。おそれいりますが、のちほどおかけなおしください。」のメッセージが流れつづけるなか、何度もテレフォンカードを入れてはかけなおす。30分くらいかけつづけたものの、まったく繋がらず。

もう全然ダメだったようす。
Bunkamura店頭には到底行けないし、せめて一方がぴあ店頭やローソンに行けばよかったのかなあ。

ま、気を取り直して、あとは当日券ですね。今回は先着順ではなく抽選だから、学会後でも間に合いそう。でも大変な倍率だろうなあ。
外れたら、寄席か映画ですな。(あくまでも何かを見て帰るつもりらしい・・)。

とにかく、ネットオークションなるものができてから、こういったチケット取り合戦が不毛で不条理で殺伐としたものになっていった気がする。
自分が観る分以上に大量にチケットを確保して、その中の良席だけ選んで、余ったら高値で売ればいい、という感覚を一般人がフツーに持つようになってしまった。プラス、儲けようとする業者たち。ダフ屋も、以前ならば会場に足を運ぶテマがかかってたわけだけど、今はネットで居ながらにして売買成立ですからね。

そしてまた、買う人がいるから、儲けようとする人たちが無くならない、という悪循環。
パソコン通信時代の素朴な交換や譲求をやっていた時代が懐かしい。あの頃は、譲る相手をそうそう見つけられないから、自分が見る分以上に確保するなんてことはあり得なかったし、どうしても行けなくなったときなどに、本当に素朴な取引を行なっていた。今でも定価以下での取引限定という良心的なチケット掲示板もあるけれども、そんなところには今回のようなチケットはほとんど顔を出さないだろう。

純粋なファンにチケットが回る仕組みになってほしい、と切に思う。

あいかわらずの

TransNews Annex 経由で、猪口邦子少子化・男女共同参画担当大臣が日本女子大学で講演をしたという記事を読む。

猪口大臣“ピンク”の熱弁1時間 (スポニチ 2006/03/19)
ミニスカ猪口大臣 (報知新聞 2006/03/19)

70年代のリブに対して以来、マスコミが女性たちの動きへ投げかける「からかい」や「嘲笑」に満ちた視線とその意味を考察したのは江原由美子「からかいの政治学」(『女性解放という思想』)だったけど、全然変化していないなあ。
(リブどころか、もっと前の『青鞜』同人たちに対するメディアの態度も、まさに「からかい」)。
こういった揶揄の視線に対して対応するのは、江原が分析したように、なかなか難しい。

それにしても、猪口大臣のことは別に応援しているわけでも何でもないけど、いいこと言ってるよ。

「日本の女性は3つの“ひ”を乗り越えるべき」
「ひるみやすい、ひがまれる、足を引っ張られる」
「場数を踏めばひがまれても、足を引っ張られても、ひるまないようになる」
「万人に愛されることなどない」

やっぱりみんなによく思われたいと思いがちだし、周囲の対応にひるみがちだし、そんなところを乗り越えていこう、と若い女性たちに送るエールは大切なこと。しっかり受けとめたい。

最近の三島つれづれ

三島由紀夫:米滞在の江藤淳に書簡 ノーベル賞も意識?」(毎日新聞2006.3.16)によれば、三島の江藤淳あて書簡5点が、「4月に刊行される「決定版 三島由紀夫全集」(新潮社)別巻の月報に収録される」とのこと。
あいかわらず新潮社さん、全集販売前の宣伝がうまいなあ、と感心する。いよいよ来月で決定版全集も完結。

この4月刊行の全集最終巻は幻の映画『憂国』DVDなわけだけど、先日、DVDの『憂国』の案内も届いて、どうやら東宝からも販売されるようす。つまり、新潮社の全集版と東宝のと、2種類の『憂国』DVDが4月に発売されるわけで、そうなると気になるのは中身。
元のネガプリントが一つだから本編自体は同じはずだけど、映像特典などDVDの内容が同じなのか違うのか、いま一つよくわからない。
全集の定期購読をしていた生協から、別巻も購入するか?と確認されて、もちろん買うと返事はしたのものの、東宝版との違いが激しく気になるなあ。

もう一つ。佐藤幹夫『村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。』を読了。
なんだか内容がすべてわかりそうなタイトルだけど、村上春樹と三島由紀夫の関係の指摘の清新さということで言えば、久居つばきの『ねじまき鳥の探し方』の方が数段上だと思う。久居本では、『ねじまき鳥クロニクル』と『豊饒の海』の相関(本田と本多など)など、ハッとさせられた印象が今でも大きい。

太宰-三島にせよ、三島-春樹にせよ、大筋ではやはり関係があると思うのだけど、佐藤本のように細かいところ全てツジツマあわせようとするとすると無理が生じてしまう。「1973年のピンボール」の1973年は「第一次三島由紀夫全集の刊行が始まる年」だから、「ピンボールは三島由紀夫の表象」という箇所を読んで、思わず本を落っことしそうになりましたよ。いちおう最後まで読みましたけど。
春樹には、謎解きに血道をあげたくなっちゃう何か(斎藤美奈子言うところの「ハルキ・クエスト」)があるんだろうなあ。

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三島由紀夫映画祭2006 「その目で、心で 衝撃と対峙せよ」

  ・場所:キネカ大森
  ・期間:2006年4月8日~5月12日
  ・上映作品:16作品

『憂国』(ニュープリント上映)
『炎上』『永すぎた春』『不道徳教育講座』『潮騒54年』『剣』 『からっ風野郎』『お嬢さん』『潮騒71年』『複雑な彼』『肉体の学校』『愛の渇き』『黒蜥蝪/大映』『黒蜥蝪/松竹』『音楽』『潮騒75年』

  ・期間中、数回のイベントが予定されているようです。

2006/03/18

モジラ系への平行移動

自宅パソコンのメーラーとブラウザを、MozillaThunderbirdFirefoxに完全移行。素敵に軽い!  サクサク動いております。
月曜日に学校のパソコンの方にも入れる予定。
これで、10年近く前、ワープロ専用機併用でパソコンを導入したときに、前の勤務校の情報の先生がインストールしてくれて以来、今どきまだネスケ?と言われ続けても、紆余曲折あり ながら使ってきたNetscapeに完全にオサラバでありまする。

耐用年限が過ぎていることはだいぶ前から感じ続けていて、いろんなメーラーを試してみて、結局、使い勝手とデータや設定などの蓄積がそのまま生かせること(同じモジラ系だから当然だけど)が決め手で、サンダーバードに。
極めて快調であります!

ブラウザの方は、メインではずっとOperaを使っているのだけど、オペラでは、ココログの記事作成のリッチテキストが使えないため、ブログ作成やウエップメールにはネスケを使っていた。今度は、その部分をファイアフォックスが担うことに。
オペラをメインブラウザにしているのは、とても軽いことと、マウスジェスチャーがあまりに便利なため。マウス操作だけで、前のページに戻ったり、次のページに進んだり、新しいタブを開いたり閉じたり、ページの拡大・縮小までできるのだ。また、タブの順番の入れ換えができるのと、RSSリーダーも優秀なので、もう少しオペラをメインで使いそう。

オペラもネットスケープやファイアフォックスなどのモジラ系も、新しいページを開くときに、一つのウィンドウ内で見ることができる。IEのように、新しいウインドウが次々と開くのではなく、一つのウィンドウのなかの、タブを切り替えることで新しいページを見ることができるのだ。
このタブ式の便利さに慣れたら、IEは、オペラでもネスケやモジラでもうまく表示されない時ぐらいしか使わないなあ。(IE7ではタブ式になるとかいう話を聞いたこともありますが)。

IEやOE、OUTLOOKしか知らないし使ったことがない、という方がけっこう多いのだけど、メジャー製品はウィルスにも狙われやすいし、感染予防も兼ねて、一度お試しあれ。便利でっせ。

耐用年限といえば、OASYS(ワープロソフトの)も、2002以来、新しいバージョンが出ていない。ついに・・、私もさすがに、昨年ぐらいから論文や文章の提出にはWordを使うようになった。
OASYSは、これまでの文書の蓄積があるので、たとえパソコンを買い換えてもソフトは入れ続けるだろうし、使い慣れているのと、罫線の引き勝手の良さや縦書き文書作成の優秀さ(半角数字)など、使い続けたい気持ちはあるのだけど、いかんせん全くバージョンアップなされないのでは・・。もちろん不必要な機能が付加されて重くなるばかりのバージョンアップはお断りだけど、基本が全角半角の世界なためにルビが2文字単位でしか入らないのと、自動作注機能がないのが、論文書きには致命的だ。何度かメーカーに要望メールを送ったこともあるけど、もう諦めました。

耐用年限が過ぎたものは、新しいものにとって変わられる。淋しいけれど、これは仕方のないこと。とは思いつつ、でも、淋しいよね。

あ、親指シフトはまだまだしぶとく使い続けますよ。これだけは絶対に譲れない。新たに使い始められる方々もおられるようですしね。
ローマ字入力に疑問や限界を覚えている方、大量に文章を打つ方は、ぜひ試してみてくださいませ。快適です!

2006/03/15

上下町へ-岡田美知代を訪ねて

jogeeki上下町(元は広島県甲奴郡。一昨年4月から府中市に編入)に行って来ました。
田山花袋を専門にしている中国からの研究生がもうすぐ帰国するので、その前になんとか 約束が果たせました。
ほかに2人の学生と、女ばかり計4人、車でのんびりと。(ちなみに専門は、花袋・谷崎・芥川・三島。……つながりは、あるようで無いようで?  後ろの三人だけなら、佐伯彰一氏の『物語芸術論』だ!)
前日までの寒波・春の雪が嘘のように、ぽかぽかとよいお天気でした。
(上下町の観光案内⇒府中市商工会観光協会中国新聞広告

jogeshiryokan上下町は、花袋の『蒲団』に出てくる横山芳子のモデルとされる、岡田美知代の出身地。
上下駅裏の町民会館駐車場に車を駐めて、まず駅に行き、パンフレットや町歩きの地図を入手。それから白壁の町をぷらぷらと歩き、美知代の生家を改築して開館した上下歴史文化資料館へ。

jogeshiryokan2広島県の不思議事典』で、岡田美知代について簡単な紹介文を書いたのだけど、そのときには残念ながら時間がなくて上下町には行くことができずじまい。私にとっても念願かなっての訪問だった。

okadamichiyoさほど広くはないけど、美知代関係の資料は充実。(←展示コーナーはもちろん写真撮影不可だけど、この写真は受付前にあり、撮影OK)。

1階は、上下の歴史等の説明と、ビデオ・コーナー。
上下町は、江戸時代に幕府の直轄地・天領で、石見銀山からの銀を山陽側に運ぶ石州街道の要衝の地。裕福な商人も多く、美知代の家の豊さも偲ばれた。
岡田美知代についてのビデオは、佐野浅夫さんがナレーション・出演しており、『蒲団』をめぐる状況と、その後の美知代の人生が的確にまとめられていて、よくできていた。

michiyohi2階は、美知代の足跡をたどる資料展示や、花袋が上下の岡田邸に宿泊したときの和室や美知代の部屋など。
上京して花袋の内弟子だった美知代が、帰郷。結婚・離婚をへて、渡米。帰国後も、英語教師や創作・翻訳活動(「アンクルズ・トムズ・ケビン」の日本初訳「奴隷トム」など)をつづけた様子が見て取れる。鳥取に帰ってからは完全に筆を絶った尾崎翠とは対照的で、興味深い。
こうした美知代の活動が知られたのも、晩年の美知代と親交があり、美知代の活動を掘り起こした方(原博巳氏)の力があってこそ。

それにしても、「恩は恩、恨みは恨み」という、美知代の花袋への情は重い。自然主義系・私小説系の小説の、モデルとされる人物へのその後の苦悩の大きさに粛然とする。
『事典』では、「永年、『蒲団』のモデルというフィルターを通して見られてきた岡田美知代を、一人の女性・作家として復権させる試みが始まったといえよう」とまとめたのだけど、まさしく、美知代研究はこれからだ!
そうした点で出身地に資料館ができたのは大きい。何と入館無料ですよ。
あとは、せっかく蒐集された資料なのだから、図録ができることを切望します!

jogehinaさて、資料館を出て、資料館の方に教わった旅館でお昼をいただく。名物のこんにゃくラーメンにも心ひかれたものの、みんな結局定食に。
それから、また町をぷらぷらと。
ちょうどひなまつりで、家々の軒先には餅花が飾られ、道行く人に見えるようにお雛さまが飾られている。それを見ながら静かな白壁の通りを歩く。上下のお雛さまは、一番上が屋敷のような屋根がついているのが特徴的だった。

okinaza大正期に建てられた芝居小屋・翁座は、中を見せてもらえるのは土日だけだったので、今回は外観だけ。
「映画と実演」の看板がいい。芝居と映画を兼ねているのが面白い。

jogeningyoほかにも酒造資料館で上下人形を見せていただいたり(人形は、旧岡田邸の歴史文化資料館にもたくさんおいてあった)、江戸時代の商家である旧田辺邸を見学させていただいたり(何と家の中に、トロッコの跡が)、上下画廊を見学してお茶したり、のんびりと。

jogekyokai山中の盆地で、天領で、白壁があって、雛人形の展示もしていて、、、と、どこか日田に似た雰囲気なのだけど、もちろん、もっともっと小ぢんまりとしてひなびていて、どこか懐かしい町。
それにしても、資料館の係の方たちはもちろん、上下町のみなさん、とても親切。さっぱりとしていて人情に厚い。
町の歴史や展示物などについて、色々と教えていただいきました。ありがとうございました。

帰る前に、留学生のOさんに思い残すことはない?と聞くと、もう一度資料館に行きたい、とのことで、再度入館。またしても、ゆっくりと見て回りました。
資料館の方にお話を伺っていると、中島京子さんの『FUTON』をご存知?と尋ねられる。学生の一人は読んでおり、けっこう話題になりましたよ~とのことだけど、私を含めてあとの3人は知らず。『蒲団』の裏側のようで面白い小説だとのこと。
大学の図書館にも入っているらしいけど、早速帰宅して注文しました。届いたら読むのが楽しみ。

4101079013 蒲団・重右衛門の最後
田山 花袋
新潮社  1952-03

by G-Tools
4062118939 FUTON
中島 京子
講談社  2003-06

by G-Tools

tsuchinokomanjuそんなこんなで、行きの車の中では、帰りに果物狩りにでも寄るかなんて話をしていたのだけど、結局、上下の町に5時間近くいて、すっかり堪能しきって帰りました。
帰宅すると、なかばネタで買ったお土産の「つちのこ饅頭」が、思いがけず家族に好評。
パイ皮に白あんと栗が丸ごと一粒入っていて、懐かしくモダンな味でした。5個入りを買ったのだけど、娘に10個入り買ってくればよかったのに~と責められた。そんな・・・。また行きましょう。

2006/03/12

金田明夫の絵本ひとり語り「あらしのよるに」

いやあ、すごいものを見せてもらいました。
きむらゆういち・作、あべ弘士・絵の大人気絵本シリーズ「あらしのよるに」を、演劇集団円金田明夫さんがひとり語り。

オオカミのガブとヤギのメイ。本来、食べる-食べられる関係にある両者が、「あらしのよる」の偶然の出会いから、無二のともだちに。
しかし、そんな関係を信じられないヤギやオオカミの仲間から迫害され、森を追われ・・・。

1時間20分の公演で、シリーズすべて語る。
単なる読み聞かせ・朗読ではない。チラシには「絵本落語といった雰囲気で、あべ弘士さんの絵と生演奏が支えます」とあったけど、読み聞かせ・落語・演劇のすべてが混在。
ヤギのメイ(ちょっと高くてブリッ子的な声。聞きようによっては落語の丁稚風?)と、オオカミのガブ(低くて田中邦衛風の声。~でやんす!)、そして地の語り(これは金田さん本来の声)と、3種類の声色を使い分け、あるときは座って朗読し、あるときは立って演じ、あるときは歌い、子どもたちを飽きさせずに最後まで演じたのはすごい、としか言いようがない。
至芸ですね。
スクリーンに写された原画も、小森昭宏さんの音楽もとてもよかった。

会場で絵本を販売しているのを見て、娘が最新刊の「まんげつのよるに」を欲しがったので買ったのだけど、販売している方から、今日の公演では「まんげつのよるに」も含まれるというニュースを聞く。
チラシにはシリーズ6巻までを語る、とあったのだけど、最新作第7巻まで入っての公演は、広島が初演だとのこと。

公演後、金田さんは、最初に始めた9年前には、絵本も2巻しか出ていなくて、それが段々増えていったということ、そして、あべ弘士さんの絵を使う許可が下りているのはこの自分の公演だけなのだということを話しておられました。
そして、読む人の数だけ「あらしのよるに」はあるのだから、みんな声を出して読んでね、とも。
おそらく絵本の方は、これで完結でしょうけど、これからもガブとメイの物語は、金田さんの公演や、家庭や保育園や学校などのなかで、ずっとずっと語り継がれていくのでしょうね。

帰り道、ダンナも娘も私も、語尾が「~でやんす」と、ガブになっておりましたでやんす。

子どもコミュニティネットひろしまの「あらしのよるに」のページ

4062528525 あらしのよるに
あべ 弘士
講談社  1994-10

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記念すべき第一巻。すべてはここから始まった「あらしのよるに」。
やはりすごい作品ですよね。短大の児童文学の授業でも、読み聞かせするのは大変だけど、学生たちに好評でした。

娘が保育園の年長さんの頃だったと思うけど、図書館で1巻から6巻まで借りてきて、一挙に読み聞かせしたことを思い出しましたよ。親も子も、途中でやめられないの。
でも、娘はまったく、そのことを覚えていなかった。ガックリでやんす。

学校の給食の時間に、放送部の6年生のお姉さんが、毎日ちょっとずつ朗読してくれているそうで、今日の公演の途中でも、話を聞きながら「そうそうそう」と頷いておりました。

4062528789 まんげつのよるに
木村 裕一 あべ 弘士
講談社  2005-11-02

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昨年末刊行の最新作「まんげつのよるに」。
正直なところ、発売後すぐに読んだときには、第6巻「ふぶきのあした」の、あの悲しくも純粋な別れを壊してしまう、安易な大団円だと、かなーり違和感があった。「ふぶきのあした」でシリーズ完結だとずっと思っていたし、清冽なみごとな終わり方だと感服していたから。
だけど、今日、購入して改めて読み直し、また金田さんの語りを聞いて、やはりこれは必要な話なのだと実感しました。
第一巻の「あらしのよるに」が奇跡をよぶキーワードとなっているのもイイ!

4061497081 きむら式  童話のつくり方
木村 裕一
講談社  2004-03-21

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きむらさんの絵本には、あかちゃん時代の仕掛け絵本などでもたいそうお世話になってきましたが、もうちょっと大人向けで面白かったのはコレ。
「きむら式」いいですなあ。

2006/03/11

文楽広島公演

06bunraku3月恒例の文楽広島公演。(2006年3月10日、アステール中)。
最初は昼夜ともに見ようと、早くからしっかり年休までとっていたのだけど、自重して?夜公演のみに。

演目は、「梅川忠兵衛  冥途の飛脚」と「鷺娘」。チラシ解説はこちら

梅川忠兵衛は、ここ1年ちょっとの間に3種類を見たことになる。
昨年1月に「新・近松心中物語」(脚本・秋元松代、演出・蜷川幸雄、忠兵衛が阿部寛、梅川は寺島しのぶ)。
昨年6月に、歌舞伎「恋飛脚大和往来」の「封印切」「新口村」(忠兵衛が染五郎、梅川が孝太郎、仁左衛門が八右衛門と孫右衛門の二役)

それだけに、とても楽しみにしていた今度の文楽。
どんどん原型に遡っていったことになるわけだけど、うーん、今回の文楽版はいまひとつノレませんでした。(プログラムの中で、最初の若手の太夫・三味線・人形遣いさんによる解説がもっともよかったような・・)
見る側の体調の問題もあったのかもしれないけど、「羽織落としの段」と「封印切りの段」だけだったのも原因かも。羽織落としだけでは何のことやら。前に淡路町の段を入れてくれればなあ。
歌舞伎では悪人だった八右衛門が文楽では善人てことになっているのだけど、水差しの挿話も含めて、前提となる淡路町の段がないために、うまく伝わってこなかった。

・・そうは言っても、最後、忠兵衛と梅川が抱き合い、共に出ていくところは、とても人形とは思えない、というか人形だからこその何ともいえない哀感が出ていた。
今回は、簑助さんは梅川ではなく忠兵衛を遣っていた。簑助さんが女の人形ではなかったのは、私は初めてだったかも。それも違和感の原因だったのかなあ。せっかくなので、梅川を見たかった。

また、来年の公演に期待します。

ココログ障害

昨日の夕方まで、ほぼ30時間、ココログの書き込みなど管理画面が使えない状態が続いていた。

もともとメンテナンスのために、3月9日(木)は10時から15時まで閲覧以外はできないという連絡があったのだが、それが21時までに延長。しかし、21時すぎても依然として書き込み等ができない状態が続いた。
結局、回復したのは、翌10日(金)の16時ごろ。
30時間、まるまる一昼夜以上、記事の更新はもちろん、コメント等の書き込みもできない状態が続いたのだ。

途中から、ココログトップに障害情報のお知らせが出て、障害情報のブログが立ち上げられたものの、それまでは一体全体どうなっているのかもサッパリわからず。
大したこと書いてきたわけじゃないけど、でも、これまでの記事が無くなっちゃうのではないか、と非常に不安だったし、もっとちゃんとバックアップしておけばよかったなどと、少々後悔もした。

しかも、障害があったのはベーシック・プラス・プロのニフティ会員用ブログ(ようするに有料版)で、無料のココログ・フリーの方は大丈夫だということで、ますますイヤになった。
無料版が始まったときに私も試しに作っていたのだが、久々に開いてみると、そっちはちゃんと更新できるのですよね。バカにしてるよ。
(もっとも、あんなに、記事の下にうっとうしい広告が何行も出るフリー版に移る気はないですが)
それにしても、もともと無料版ができるときに、有料版より機能的に上だというので(ありえないっつーの)、さんざん会員から不満が出てたのに。

ココログは、それまで比較的サクサク動いていたし、あまり不満はなかったのだけど、こんなことがあると不満と不安がつのっていくのでありますよ。
もちろん関係の方々は懸命にやっておられるのでしょうけど、JRなどの交通関係の事故に遭遇しちゃったときなどと同じく、今現在どういう状況なのかという情報と見通しとを的確に流すだけで、利用者の印象はかなり違ってくる。
ホントに、よろしくお願いしますよ。

そして、これは仕事をしている人間として、わが身にもかえってくること。
きちんとした技術と、誠実で的確な情報開示。これが信頼してもらえる基本ですよね。

2006/03/08

佐藤耕治氏の三島由紀夫論文

もう一つ、三島に関するジェンダー/セクシュアリティがらみで、数年間見逃していた文献を先頃知りました。

佐藤耕治氏
「文体へのまなざし-三島由紀夫におけるジェンダー/セクシュアリティと身体/文体」
(城西国際大学『かりんかりん』創刊号、2001年5月)

三島が意識的に開示しようと した評論と現実に書かれた作品の文体の関係が考察され、最新のジェ ンダー/セクシュアリティ論を援用しながら三島文学に切り込んだ貴重な論考だと思います。

フツーに生きてるGAYの日常(「卒塔婆小町」論ほか)

「卒塔婆小町」で検索していて、とても興味深いサイトを見つけました。
akaboshiさんの、フツーに生きてるGAYの日常です。

実際に「卒塔婆小町」を演じられた体験を持っておられ、数年ぶりに再読されたとのことですが、その読みが面白い。
連載のうち一つあげると、「三島由紀夫とつきあってみる。005●「卒塔婆小町」のセックス論と三島的男女観」。
老婆と詩人の相補的な関係の分析もだけど、両者の劇を「セックスの暗喩」として読み取っているところが刺激的。

同サイトの記事では、ほかに、映画「メゾン・ド・ヒミコ」についての詳細な考察(メゾン・ド・ヒミコで未知との遭遇)なども、素敵。
(ちなみに、当NAGIの小箱の「メゾン・ド・ヒミコ」の記事はこちらでした)。

また、最近では、映画「ブロークバック・マウンテン」関係の記事が充実していて、同映画がアカデミー賞作品賞を逃した件に関する記事からは、日本アカデミー賞でも、「メゾン・ド・ヒミコ」が候補にすらあがらない現状を想起してしまった。
とにかく拝読していると、早く広島でも見たい!と地団駄踏みたくなります。(なにせ4月1日からですぜ(;_;))

注目サイトです。

クローズアップ現代

録画していたクローズアップ現代の「がんばれ!シングルファザー」(3月2日分)をようやく見る。

共働きの子育てですら大変で、そして母子家庭ももちろん大変なのだけど、仕事と子育ての両立とジェンダー問題とが最も強く現れるのが父子家庭なのだと思った。
両立の難しさ、制度の立ち遅れ、企業の意識の遅れ、収入減や解雇、社会の眼差し、・・。出てきたお父さんたちは、厳しいなかでがんばっていて素敵だと思う。
残業ができなくなって解雇された、4歳の子のお父さんの、「仕事か娘かと言われれば、娘をとる。でも、これからどうやって生活を維持していったらいいのか、暗中模索だ」という言葉が重い。
みんなが支援できて、子育て体験がマイナスではなくプラスに働く社会に、なってほしい。

ところで、シングル・ファザー  single father  は和製英語なのかな?
英辞郎では、single-parent family  、motherless family  。対語の母子家庭は、fatherless family  や  mother-child family  とあって、single mother  には「「未婚の母」という意味合いが強いので、離婚・死別した場合は single parent を使った方が誤解が少ない。」と注記が。なるほど。

2006/03/02

観劇予定

3月に入っちゃいましたね。
入試業務で缶詰になったり、学生さんの文章添削や諸相談、自分の短文書きなどなどをしているうちに、アッという間に2月も終わり。
2月中に終わらせるつもりだった仕事をいまだ引きずっている上に(怠け者~!)、シラバスも書かなきゃいけないし、入試など諸行事、引継や4月からの準備もあるし。こうやっている間に、まとまった仕事もしないまま、すぐに4月の新学期になってしまうのか、、とため息が出るものの、いやいや前向きに生ていこうと思う今日この頃。

さてさて、4月上旬くらいまでに、チケット買っていたり、観に行きたい(あくまで願望)芝居・映画などを、備忘録代わりにメモ。

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CD

  • 曽根麻矢子 -

    曽根麻矢子: バッハ:ゴルトベルク変奏曲
    最近のお気に入りは、曽根麻矢子さん。「イギリス組曲」や「イタリア協奏曲」も素敵ですが、やはりこの1枚がおすすめ。丁寧な演奏と美しい音質にとても好感がもてます。

  • ヨーヨー・マ -

    ヨーヨー・マ: ヨーヨー・マ ベスト・コレクション
    「リベルタンゴ」やバッハの無伴奏も入っているので、ヨーヨー・マで一枚だけ、となると、やっぱりこれかな。。それぞれのアルバムで聴きたいところですけどね。

  • Yo-Yo Ma with The Amsterdam Baroque Orchestra & Ton Koopman -

    Yo-Yo Ma with The Amsterdam Baroque Orchestra & Ton Koopman: Vivaldi's Cello
    知性と穏やかさの感じられるヨーヨー・マの演奏。これは、よく聴くアルバム・ベスト3の一つです。

  • 春風亭小朝 -

    春風亭小朝: 小朝の夢高座Op.1「牡丹燈籠 ― 御札はがし」
    うまい! 何でこんなにうまいんだろう。落語家につける形容詞じゃないけど、スキのないうまさを堪能できる。もっとCDを出してくれることを切望。

  • のだめオーケストラLIVE!
    のだめオーケストラ・東京都交響楽:

    「のだめオーケストラ」LIVE!

    娘がピアノの練習を嫌がらずやるようになった、ありがたーいCD。2-2の2小節で間違えるバージョンがことのほかお気に入りの様子。クラッシックの入門編として。
  • Best of Bowie(US)
    David Bowie:

    Best of Bowie (Bonus CD)

    とりあえずデヴィッド・ボウイを聴きたい方へ。変遷を手際よくたどるのに好適!
  • Labyrinth
    Original Soundtrack:David Bowie:

    Labyrinth: From The Original Soundtrack Of The Jim Henson Film

    映画「ラビリンス」のサウンドトラック版。音楽的にもなかなかよい。バブバブ言っているのがボウイだと想像すると微笑ましい。
  • バッハ:ブランデンブルグ交響曲5番
    トレバー・ピノック/イングリッシュ・コンサート:

    Bach: Brandenburg Concertos Nos. 4-6; Triple Concerto BWV 1044

    硬質なカシャカシャとした音が、バロックにとても合っていて、気分が落ち着きまする。
  • Karajan Spectacular
    カラヤン:

    Karajan Spectacular

    そうは言っても、「ワルキューレの騎行」は、クナよりもカラヤンをとりたい。
  • ワーグナー:名演集
    クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル:

    ワーグナー:名演集

    「すばらしい」の一言。夾雑物が何もなく、ワーグナーの音自体が見事に立ち上がってくる。