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2006/03/11

文楽広島公演

06bunraku3月恒例の文楽広島公演。(2006年3月10日、アステール中)。
最初は昼夜ともに見ようと、早くからしっかり年休までとっていたのだけど、自重して?夜公演のみに。

演目は、「梅川忠兵衛  冥途の飛脚」と「鷺娘」。チラシ解説はこちら

梅川忠兵衛は、ここ1年ちょっとの間に3種類を見たことになる。
昨年1月に「新・近松心中物語」(脚本・秋元松代、演出・蜷川幸雄、忠兵衛が阿部寛、梅川は寺島しのぶ)。
昨年6月に、歌舞伎「恋飛脚大和往来」の「封印切」「新口村」(忠兵衛が染五郎、梅川が孝太郎、仁左衛門が八右衛門と孫右衛門の二役)

それだけに、とても楽しみにしていた今度の文楽。
どんどん原型に遡っていったことになるわけだけど、うーん、今回の文楽版はいまひとつノレませんでした。(プログラムの中で、最初の若手の太夫・三味線・人形遣いさんによる解説がもっともよかったような・・)
見る側の体調の問題もあったのかもしれないけど、「羽織落としの段」と「封印切りの段」だけだったのも原因かも。羽織落としだけでは何のことやら。前に淡路町の段を入れてくれればなあ。
歌舞伎では悪人だった八右衛門が文楽では善人てことになっているのだけど、水差しの挿話も含めて、前提となる淡路町の段がないために、うまく伝わってこなかった。

・・そうは言っても、最後、忠兵衛と梅川が抱き合い、共に出ていくところは、とても人形とは思えない、というか人形だからこその何ともいえない哀感が出ていた。
今回は、簑助さんは梅川ではなく忠兵衛を遣っていた。簑助さんが女の人形ではなかったのは、私は初めてだったかも。それも違和感の原因だったのかなあ。せっかくなので、梅川を見たかった。

また、来年の公演に期待します。

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