三島由紀夫ニュース
2件とも、三島由紀夫文学館から教えられた情報ですが、備忘のため記しておきます。
★『決定版三島由紀夫全集』に「憂国」のDVDが!!
ほとんど信じがたい大ニュース!
三島が監督・主演して、2・26事件を背景とした一組の夫婦の心中(中尉の切腹と夫人の殉死)が描かれるこの映画は、故・瑤子夫人によって長らく封印され、公的に見ることができないでいたもの。
これが表に出るとは、事件と言わずしてなんと言おうか。関係者の努力に感謝。
★三島由紀夫全戯曲上演プロジェクト
これも快挙。
ただ、演劇は一回性のもので、地方在住者にはすべてを観るのはかなりキツイ。
以前にあった『近代能楽集』一挙連続公演のときには、一度に2作ずつの上演だったのだけど、演目が切り替わるときに東京に行って、4公演見たっけ。当時は名古屋に住んでいたから、「卒塔婆小町」と「葵上」は名古屋公演もあったし・・。
これも地方公演があるとよいのだけど。せめて大阪まで来てくれれば、、、。
〔2005.8.1追加〕
★tpt『道成寺』
8月20日~9月4日。於・ベニサンピット。
tptの『近代能楽集』は、上質なものになること間違いなし。
けど、この時期、上京できるか??
コメント
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まさかとは思いつつ本当に「憂国」出すのですね。
私は全戯曲上演プロジェクト見られそうにないのでまたご感想などを。
帰国中に近代能楽集、大阪まで見に行きました。藤原竜也君の成長が目を見張りましたがやはり壌晴彦さんお年を召されたのではという気がしました。私は夏木マリの演技悪くないと思いました。
投稿: y@taichung | 2005/08/03 15:00
毎日、暑いですね。
「帰国中に」ということは、もう台湾に戻られたのですか?
もちろん、夏木マリの演技は悪くないのです。好きな役者ですし。「桜間級子」に対するイメージの違いかもしれません。
「憂国」DVD化は、とにかく「ニュース」としかいいようがありませんね。
投稿: NAGI | 2005/08/04 00:11
今は台湾にいますがお盆にもう一度戻ります。
私は今回の演出のほうがよりめりはりが利いていたような気がします。イメージの差でしょうね。
この暑い中集中講義は大変ですね。千田キャンパスの木造校舎で(冷房なし)仏文や独文の授業を聴いたことを思い出します。
集中講義を冬に一度北陸でやったことがありますが(終わったあと熱出してぶっ倒れた)もし夏冷房なしであれをやったら死にますね。
ペース配分を考えないといけないと学んだ次第。
投稿: y@taichung | 2005/08/04 02:31