年度末の誕生日
昨日(日曜日)は、おじいちゃん・おばあちゃんと従兄姉一家と10人で会食。おじいちゃんが完全に職をリタイヤする慰労会と、従兄の中学合格のお祝いを、タイ料理屋で。
実家の父は、52年間の仕事を終え、孫たちから花束を渡されて、さすがにうれしそうだった。
娘は、従兄に自分のおこづかいからお祝いをあげると言い出し、何にしようか迷った末に(乏しいおこづかいなので、買えるものは限られている)、鉛筆を懸命に選んでいた。中学生からみればつまらないものだけど、気は心。あのケチな娘が、と親にしてみれば驚き。
そして、今日は、娘の誕生日。ようやく8歳。
プレゼントは、リクエストにより、おもちゃの機織機(はたおりき)。渡したとたんに、すごい勢いで始めた。毛糸の色をかえながら織っていくのが、面白くてたまらないらしい。おもちゃとはいえ、なかなか奥が深そう。
3月も末で、早生まれも早生まれ。娘の場合、出産予定日は4月1日。4月2日生まれからが次の学年になるので(誤解している人が多いけど、エイプリルフール生まれは前の学年)、予定日より1日遅ければ1学年下になるところだったが、数日早くて今の学年にすべりこんだ。
保育園の0歳児保育は定員が少なくて競争率が激しいので、1年の育休明けに1歳になるように生まれた娘は、親孝行ものである。おかげで、年度始めのもっとも保育園に入園しやすいときに1歳児になり、4月の仕事復帰とともに無事に入園できた。
早生まれの子は、他の子よりも最大1年発達が遅いわけだから、小学校低学年くらいまでは何かと心配なものである。娘は、身体だけはスクスク育ち、今では学年で2番目に背が高い。自分より早く生まれた子たちに懸命についていくのも悪くないだろう。
ところで、実は、私も誕生日が年度末。しかも、娘よりさらに遅い、どんづまりの早生まれである。(これまでの学校生活の中で、誕生日が自分より遅い人を一人しか知らない)。
別に早生まれだからといって不便をかこつことはなかった。同学年の人より若くていい、てなものである。
とはいえ、春休み中に誕生日を迎えることについては、恨みつらみはけっこうある。この際、ン十年ぶりに吐き出してしまおう。
休み中なので、友達からお誕生日プレゼントがもらえないことがしばしばあったのだ。同じ休みでも、夏休みや冬休みが誕生日であれば、当日は学校がなくて会えなくても、休みあけにはもらえるだろう。だが、春休み明けは、新学年。みんな気分も一新、旧年度のことなどきれいさっぱり忘れ去る。とくにクラス替えなどあれば、それっきりである。
プレゼントを贈りあう仲良しグループができて、私は他の子たちに渡したのに、私の方は春休みでもらえなかったことが何度かあった。決していじわるじゃなくて、春はホントに人間関係がリセットされてしまうのだ。
かといって、性格上、私はあげたんだからプレゼントちょうだいよ~、なんて請求できやしない。。密かに割のあわない思いをかみしめるのみである。(だから、こんなに虚無的で、耐え忍ぶ?性格になっちまったのかもしれない(^_^;)。
ただ、中2のときだったと思うけど、今年も何もないんだな、、、と思ってた誕生日、友人がわざわざ3人で家までプレゼントを届けてくれたことがあった。雪ぐつの形をした藁編みの民芸調のペン差し。すごくうれしくて、かなり長いこと使っていた。コンちゃんというニックネームだった大村さん、元気かなあ。。
娘の場合には、まだプレゼント交換などしていないようだが、そのうち始まったらどうだろうな。年度末・春休み中の誕生日、ちょっと不憫だけど、そのぶん友達のありがたさはよくわかるはず。ともかく強く生きていくのだぞ。
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