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2004/10/22

日本近代文学会(於・奈良大学)

先週末、日本近代文学会秋季大会に行った(於・奈良大学)。

文学研究の方向性がますます見えなくなってきた印象。
みんなが同じ方向を向いているのも気持ち悪いけど、どっちに向って歩いて行っても不安にかられそうな、そんな状況に文学と文学研究がおかれている。会場に熱気がない。

文化研究的な方向は、資料を探し出してきて本人は満足しているのかもしれないけれど、引用してきている作品自体の読みは表面だけで深みがない。大家たちは相変わらず悠々としたもので、発表というよりは、講義か啓蒙活動のよう。

結局は時間がかかっても、作品自体の読みで勝負すべきなのだなあ、と悟った2日間だった。

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コメント

はじめまして。17日、奈良大学で、會津八一の歌集に関して発表した者です。いろいろリンクを辿っているうちに、こちらに着きました。

「引用してきている作品自体の読みは表面だけで深みがない」といったところなど、発表者にとっては厳しく、またありがたいご批評として拝読しました。私の発表は、文化研究的なものではなかったと思いますが、歌集の受容のされ方に力点を置いた分、「私の読み」の部分が薄くなってしまったかと思います。今後の反省材料としたいです。

今回初めて、規模の大きな学会で発表しました。当日はすっかり緊張してしまいましたが、この経験を糧に、と思っています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。また、どこかで、お言葉をいただければ幸甚です。

(こういったところに不慣れなもので、作法をしりません。本名の代りにハンドルネームを記しますが、もしそれが失礼なことでしたら、お許しを願います。)

NRさん、コメントありがとうございます。

始めたばかりですし、ほそぼそと書いてるブログなのに、検索など何らかの形でつきあたり、見てくださる方がおられるのだということ、それだけ書くということには責任があるのだということに、改めて気付かされました。

拙文はNRさんに関するものではありません。文学研究自体に対する私自身の不安と学会の全般的な印象を述べたものでした。

會津八一については全くうといのですが、ダンナが新潟出身なので、日本海近くの記念館(坂口安吾の碑の近く)に行ったことがあります。また勉強します(^^;;)

今後ともよろしくお願いいたします。
NRさんのますますのご研鑽をお祈りいたしております。

コメント、ありがとうございます。ご批評、私の発表に対するものではなかった由、ホッとしたような、ちょっと残念なような、、、

「文学研究に対する不安」といったこと、学会発表などでもときどき耳にします。私の印象では、働き盛りの研究者の方に、そのようなことをおっしゃる方が多いようです。

私のような院生は、まだ不安を語れるほど、自分の研究を重ねていませんので、、、なにも言えません。むしろ、研究したいこと、しなければいけないことが目の前にたくさんありすぎて、茫然としてしまいます。近代短歌は、近代小説に比べて、先行研究が少ないですから、、、基礎研究ですら、まだまだ十分ではありません。院生のうちは無我夢中でいいはず、と自分で勝手に決めています。

先の発表、論文にまとめようと思っています。載せてくれる雑誌があるかどうか分かりませんが、どこかでお目に留まりましたら、どうぞご笑覧くださいませ。

文学をめぐる状況がとても厳しくなってきているのは確実です。もっとも、先日三島由紀夫の発言を納めたCDを聴いていたら、昭和40年前後に、文学が自明ではなくなってきたといったことを語っていました。ですが、やはり三島のころとは段違いでしょう。私が教育にたずさわった17年前でさえ、まだまだ文学に対する信頼感のようなものがありましたし、学会でも活気がありました。人ごとのように言っていてはいけないので、学会構成員それぞれの立場で模索しつづけるしかないのですが。

「院生のうちは無我夢中でいいはず」・・・。
本当にそうだと思います。と同時に、院生のうちから文学の現状を意識され発信されることもまた必要かもしれませんね。ご研鑽の成果が上がられますことを祈念しております。

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