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2004/09/26

運動会今昔

娘の運動会があった。学校のグラウンド。体操服のたくさんの子どもたち。ライン引き。テント。大玉送りや玉入れ。放送。号砲。。。そして、娘が踊ったり、ころんでも懸命に走ったりしている姿を見ていて、自分の子ども時代を思い出した。
親子競技で、父親がラケットやお玉にボールをのっけて落さないように走っていたなー。父もまだ若かったんだ。
マスゲームや組み体操で、グラウンドに四つんばいになって膝をついて、掌や膝小僧に砂粒が食い込んで痛かった。本番はまだ気合が入っているからいいけど、何回も繰り返させられた練習時、痛くて心底嫌だった。ああいうの、今はなくていいよなー。
同じ広島市の小学校で、あー、こんなだったなあ、というところもあるけれど、違うところも多い。

場所取りに朝早くから繰り出している人がいるのは以前と一緒。
でも、お昼休みの雰囲気は大きく違う。昔は、午前の競技が終わると、グランドの回りに敷物しいて陣取った家族が持ってきたお弁当を、子どもも一緒に食べていた。がんばったところなどをワイワイ家族で話しながら、海苔巻とかおいなりとかちょっと特別なお弁当を食べるのは格別だった。今は、子どもたちはお弁当を教室で食べている。家族が来られない子どもに配慮しているんだろう。親になってみるとちょっと淋しいけれど、でも、それは仕方ないのだろうな。子どもにとっては、教室でみんなでお弁当を食べるのも楽しいものだろうし。
子どもとお弁当を食べるわけではないので、(お昼は、自宅が学校から至近なので食べに戻った)、ダンナと二人だけだし、敷物しいて座っている人たちの後ろに立って、見物・応援していた。そんな人たちもたくさんいた。街の小学校のグラウンドは狭くて、すべての人たちが座れるようなスペースもないしね。

で、娘や保育園時代からの娘の友達の分まで、「がんばれー」なんて大声で応援していたのだけど、違和感大ありだったのは、ビデオ撮りに夢中の親たち。
昔はせいぜいカメラで、それもデジカメじゃないから、惜しげなくそんなにカシャカシャ撮るわけでもなく、何枚か撮って、あとは子どもの競技を懸命に応援していたように思う。でも、今の親たちは、ビデオを三脚にセットして、子どもの姿をひたすら撮る。撮る。後ろに人がいようとおかまいなしで、一番前の席でも立ち上がって狙ったりね。
保育園の運動会では、ビデオ席という一角を設けて、ビデオ撮影の親たちはそこに集められていたのでよかった。

で、ビデオ撮影の親たちは、不要な声を入れないためなのか、撮るのに夢中なのか、声を出して応援しないのだ。徒競走とか綱引きとか、ワーワー回りが応援し歓声が上がっていたものだったけど、今の観客席は静かなもの。
わが子を応援するより、カメラを通して観察している感じ(ディレクター気分?)で、なんだか違和感を感じる今の運動会。
子どもと家族との関係が変わってきているのは、そんなところにも要因があるのかも。

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