親指シフト(ニコラ)・再び
杉田伸樹さんに、昨日書いた親指シフトの記事に対してトラックバックしていただきました。
http://thumb-shift.txt-nifty.com/contents/2004/09/re_nagi.html
なにぶんブログを始めて10日ほどで、初めてのこと。とても嬉しいです。
で、杉田さんの記事やホームページを拝読した感想を書かせていただきます。
(コメントにした方がよかったのかもしれませんね。なんだかトラックバックを送る練習みたいになってすみません(^^;;) )
「親指シフトのセールスマン」を自称されている杉田さん。まだホームページのすべてを拝読したわけではありませんが、とにかく親指シフトに対する造詣が深く、愛があふれていて、感動しました。
(他の国々(アジア諸国)の入力方法はどうなっているのだろう?)これについては手前味噌ながら、拙サイトの親指シフトを世界にの各言語のケーススタディーをご覧下さい。一言で言ってしまえば、「英語用のキーボードをなんとか辻褄合わせをして使っている」という状況です。
まさか、もう調査している方がおられたとは・・・!
また、親指シフトによる各国語の入力も模索されているということも、初めて知りました。
各国が例えば植民地から脱してどのように公用語を定めていくかという国語政策の歴史はとても興味深いのですが、多くは文字や音声に関してです。情報社会の今、キーボードでの入力についてはどうなっているのか知りたいなあ、 各国語の例をあげながら、ぜひよりよい日本語の入力法についての提言など聞きたいなあ、と思っていました。
杉田さんが既に調べられ考えられていることに、とても驚きました。
ブログで親指シフトのことを書いている方がいる。私はそれに対してトラックバックすることで、自分の考えを述べると同時に、相手にも親指シフトの仲間がいることを伝えることができる。こうした形での連携が強まれば、親指シフトを進める力になると信じている。
本当にそうですね。親指シフトを愛用している私は孤立しているわけじゃあないんだ、という励ましをいただきました。
これまでも、迷ったり困ったりしたときには、キーボードに関するフォーラムをのぞいて情報をいただいたり、SOSを発信して教えていただいたりしていました。
(なにせ、パソコンに移行して最初に使った親指キーボードは設定をいじらなくては使えない仕組みだったと記憶しています。パソコン初心者には敷居が高くて、あの時点で教えていただけなければ、挫折して親指シフトを使い続けることはできなかったかもしれません。教えてくださった方々、情報提供してくださった方々に、感謝感謝です!あの頃に比べれば、現在は、とくにデスクトップでは親指シフトを使いやすい環境になっていますよね。)
でも、そういう特別なときばかりではなく、日常のなかで、フツーの人が、「私は親指シフトを使っているよ、とっても快適だよ」と発信することが必要なのかな、などと思い、自分がネット上で発言する場を持ったときには、ときにはキーボードのことも語ろうと考えていました。黙っていたら、JISキーボード標準添付の現状を肯定していると思われちゃいますから。
そんな何気ないつもりの発言でしたが、トラックバックしていただき励みになります。
私が親指シフトについて語るのは、一つには私利私欲によります。まさに自分の手足のような親指シフトキーボードがなくなっては困りますから(^_^)。
パソコン移行期にJISキーボードでローマ字入力して不自由だったときに、懲りました。もう二度とあんな不便な思いはしたくありません。私が生きている限り、親指シフトキーボードが存在していてくれなければならないのです。
(今、最も心配しているのは、RboardがWindowsXPの次のOSに対応してくれるのかどうか、ということです)。
でも、そうした私利私欲だけではなく、もっと大きな理由は「義憤」みたいなものによります。
明らかに日本語入力に適した方法があるのに、使われていない。比較した上で使われないならばあきらめもつくけど、大部分の人が存在自体を知らない。そんな理不尽なことがあるのか、何とか知ってもらいたい、快適に日本語入力できるようになってほしい、といった思いです。
前の記事にも書きましたが、とくに娘が小2で、そろそろパソコン学習等も始まってきます。
そうしたときに、タッチタイピングできないJISカナや、アルファベットを使うというどう考えても不自然なローマ字入力を覚えさせるのは釈然としないのです。
(・・なんて書いているうちに、日本語学というより、国語教育の分野にも関わってくるような気がしてきました)。
すごく微力ですが、どなたかの目に触れて、親指シフトが普及することにつながればよいなと願っています。
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NAGIさんが親指シフトを語る理由は、「私利私欲」と「義憤のようなもの」です。 [続きを読む]







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