『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE』
★『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション』を観る。
TVシリーズの今年の戦隊もの・デカレンジャーは、一人一人のキャラがたっていて、かつまとまりがよく、スピード感もあって、毎週家族で楽しみにしている。
で、なるべく早いうちに、ということで映画版を観に行った。
うーん、まあまあかな、という感じ。TVシリーズがよくて映画に期待が大きかった分、ちょっと厳しい評価かも。
あるいは、一昨年のハリケンジャーの出来があまりによかったため、期待の水準が高すぎたのかも。同じ渡辺勝也監督だし。
もちろん、お決まりのものはきれいに入っていた。バンとホージーの「相棒!」「相棒って言うな」とか、センちゃんのシンキング・ポーズとか、ジャスミンの古いダジャレとか、ウメコの入浴シーンとか、テツの「ナンセンス」とか。迫力もあり、楽しめた。
ホントに普通以上のできなんだけど。でも、なんというか意外性がなかった。
(唯一のビックリは、エンディングの選曲かな。それと、ウエンディーヌとフラビージョがちらと映ったのも。スタッフに愛されているんだねー、と嬉しかったよ。)
全体に人を見せるよりも、おもちゃ・おもちゃしていた気がする。
敵を倒すのも、拳銃だとどうも迫力に欠けるし。名乗りの背景も、工場よりはもう少し広い場所の方がよかったのではないかな。(高さは出ていたけど)。
ストーリーは、バンとゲストヒロインの交流を軸に展開。戦隊ものの映画版は、やはりレッドは違うんだと再認識させるように作られているのが常だけど、だとすれば、奪回したワクチンをヒロインに届けるのは、ボスじゃなくレッドにさせるべきでしょう。あと、ヒロインのイメージがちと地味だったかな。
とはいえ、十分に楽しめました。ハイ。
★併映の(というか、通常はこちらをメインと見なすのだけど)『仮面ライダー 剣』の方が、映画の出来としてはよかったかな。
我が家は、TVシリーズでも、単純で明るい戦隊ものの方を好み、仮面ライダーは視聴せず。アギトや龍騎を見ていた時期もあったのだけど、娘が暗いと嫌がるようになったため。
ダンナも、仮面ライダーは一人でキックだけで戦うものだという子ども時代の思い入れがあるらしく、平成ライダーは認めないという。(曰く、バイクに乗らないライダーなんて。ライダーが複数いるのはおかしい。しかも仲間同士で戦う。カードを集めて力が決まるなんて、ポケモンと同じだ。云々、熱く語りだす)。
という家族なもんで、映画版も、一昨年は同時上映のハリケンと龍騎2本とも観たのだけど、娘が見終わったあと「仮面ライダーはこわくていやだった。ハリケンジャーだけもう一度みたい」と言い、昨年はライダーは絶対観たくないと言い張ってアバレンジャー(30分)が終わったところで映画館を出た。
(今日も、デカレンだけで剣を見ずに(あるいは途中で)出ていった親子が何組もいた。今年は、戦隊の時間が例年より9分間増えたらしいけど(それでもデカレンが39分で剣が74分)、時間配分としては2作品で半々でもいいのじゃないか)。
だけど、今年のライダーはTV版を見ていなくても内容がわかったし、コミカルなところもあったし(最初のあたりでぐずってる子はいたけど、泣いてる子はいなかったようだ。一昨年の龍騎のときは、途中でワーワー泣きわめく子が何人もいた。子どもが泣きだす子ども映画って・・・)。ともかく娘が嫌がらずに最後まで観ることができました。めでたしめでたし。
ではあるんだけど、戦隊と同時上映じゃなければ観たいとは思わなかったなぁ。
みんなを(あるいは特別な一人を)守るために一人の命を主人公が奪ってしまう仮面ライダーの物語よりは、ベタベタではあっても、一人の命もみんなの命も救うぜ!という戦隊ものの方を、子どもと共に観たい思いがある。
★それにしても、特撮って、ジェンダーを考えるのに恰好の題材。斉藤美奈子『紅一点論』は首肯できる部分も多いけど、現在ではだいぶ変わってきているところもある。そんなこともまた考えてみたいなあ。
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