夢
娘は、毎日楽しそうだ。
私は子どもの頃、もうちょっと自分が「難しい子」だった気がするのだけれど、彼女は誰に似たのか、明るく元気だ。
「悩みなんかないでしょ?」と聞いてみると、意外にも「ある」とのこと。
--将来、“くのいち”になれるか心配。
そう。娘の夢は“くのいち”になること。
保育園年長組の頃、「忍風戦隊ハリケンジャー」(東映・TV朝日)にはまり、ハリケンブルーにあこがれてのことなのだ。
番組終了してもう1年半たつけど、そして「くのいちか、ケーキ屋さんになりたい」と七夕の短冊に書いていたこともあったけど、ケーキ屋さんがいつのまにか消え、いまだ女忍者への夢は継続中。
そして、13歳になったら、女友達のYちゃんと中国に修行の旅に出るらしい。
参観日の保護者会のあと、Yちゃんのお母さんからそう聞かされたときには吃驚した。
帰宅してから娘に聞くと、「誰から聞いたん?」と驚き、真相を知ると「あいつめー」。
「誰にも秘密ね」と言ったのはYちゃんだったらしい。
なぜ13歳? 『魔女の宅急便』あたりの影響か?
それにしても、忍者かぁ……。現在なら、諜報機関とか要人警護とかなのかなあ。
(『ハリケンジャー』の七海も、Vシネマの『アバレンジャー vs ハリケンジャー』では、なんだかそんな任務についてたし・・)
オリンピックの総集編、体操競技をえらく熱心に見てたのも、くのいちを連想させたのかも。。
そのうち夢から覚めて、現実を見ざるをえないのだろう。
でも、夢を持っている娘を、子ども時代をうらやましいと思うし、夢を持っていた自分を覚えててほしい、とも思う。
あたしの夢って、何だったんだろう・・・な親として。
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